ホンダ「S2000」に幻の「タイプR」仕様ついに登場!? マジで“実現”した「S2000R」米で発表
2023年4月、「Evasive Motorsports」はホンダのスポーツカー「S2000」に先代「シビック タイプR」のエンジンを換装した「S2000R」を発表しました。
「シビック タイプR」のエンジンで幻の「S2000 タイプR」をイメージ!
2023年4月、米国にあるカスタムショップ「Evasive Motorsports」はホンダの人気スポーツカー「S2000」に、先代「シビック タイプR」のエンジンを載せたカスタムカー「S2000R」を発表しました。
どのようなクルマなのでしょうか。
S2000は、ホンダの創立50周年記念車として1999年に登場した、ホンダのオープンFRスポーツカー。ホンダ車のラインアップがほとんどFFシャシだった当時に、FRシャシを専用開発し採用、その他にもF20Cエンジンや6速MTといったあらゆる構成部品を新たに開発するなど、多くの情熱を注がれた名車です。
そしてシビック タイプRは、ホンダ「シビック」をベースとしたスポーツ仕様モデル。現行の6代目は、世界有数のサーキットとして名高いニュルブルクリンクサーキット・北コースで、FF車最速のタイムを叩き出しています。
今回の「S2000R」は、エンジンを先代シビック タイプRの「K20C1」に換装。トランスミッションには、カスタムした6速トランスミッションを組み合わせるほか、S2R インテークマニホール、チタンデュアルエキゾースト、EVSチューニングオイルクーラー、KOYOレーシングラジエーター、EVSチューニング大容量リアディファレンシャルハウジング、S2RスペックOS技研LSDが装備され、よりパワフルな走行を可能にしています。
また、足回りも、S2R スペックKWクラブスポーツ車高調、S2R仕様サスペンションブッシュ、EVS バンパーステアキット/キャンバージョイント、アイバッハ F/R スタビライザーキット、S2R シャーシ ブレース、Brembo S2Rスペック フロント6ピストン/リア4ピストン ビッグブレーキキットが装備されています。
エクステリアは近代的なデザインに再構築。ホンダ20周年記念バンパーや、S2Rカーボンフロントリップ、S2R ワイドフロントフェンダー、S2Rカーボンリアウイング、スプーンエアロミラー、CRタノカバー、ドライカーボンフード、ドライカーボントランクリッドが装備されよりスポーティな印象となっています。
インテリアでは、至るところにアルカンターラが用いられるほか、レカロ製のカーボンシート、Motec M140 Ecu / C127 ダッシュ ディスプレイ、モモステアリング、NSX-R ホーンボタン、先代シビック タイプR シフトノブが装備され、こちらも古いクルマとは思えない仕様になっています。
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今回のカスタムについて、公式サイトでは「S2000のチューニングを20年間行った得た経験を活かし、自分たちの手でRバージョンを作成しようと考えました」と述べています。
もともとホンダのタイプRは、ベース車の運動性能と動力性能を際立たせ、サーキット走行性能を追求した車両のこと。先の「シビック」以外にも「NSX」や「インテグラ」などに設定されています。
しかし、S2000では専用のエアロパーツやサスペンションチューニングを施した「タイプS」モデルこそ出たものの「タイプR」モデルはとうとう発売されませんでした。
今回のEvasive Motorsportsによる「S2000R」は、市場においてどのような反応を受けるのか。気になるところです。
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