新型「正統派セダン」2023年秋登場! トヨタ勢が注力する「ショーファーカー」ってナニ? 「後席快適性」は重要だけど… 現代に求められる要素とは

「お抱え運転手」が指すものは…時代により変化

 一方、現代では「お抱え運転手」が指すものについても変化しています。

 かつては、そのクルマのオーナーに雇われている使用人のひとりといったニュアンスも強かった「お抱え運転手」ですが、近年ではごく一時的な契約関係であることもめずらしくなくなっています。

快適な後席空間を備えるのが「ショーファーカー」の大前提とも言えるが…
快適な後席空間を備えるのが「ショーファーカー」の大前提とも言えるが…

 その背景には「Uber」に代表されるライドシェアサービスの普及があります。本来は自家用車に相乗りをするためのものでしたが、アメリカなどでは専用のクルマを用意して本業として行なうユーザーもおり、人々の重要な交通手段のひとつとなっています。

 ライドシェアサービスに利用されるクルマは、日本における個人タクシー同様、後部座席の快適性はもちろん、コストパフォーマンスや燃費性能、耐久性の高さなども求められます。

 そのうえで、国や地域によってさまざまなボディタイプやパワートレインのクルマが求められます。

 そうした複雑多岐なニーズに対応できるのは、世界有数のフルラインナップメーカーであるトヨタ/レクサスをおいてほかにはありません。

 もちろん、すべてのショーファーカーがライドシェアサービスでの利用を前提としているわけではありません。

 たとえば、センチュリーやLMなどは、伝統的なショーファーカーのように利用される可能性が高そうです。

 いずれにせよ、テクノロジーの発達や社会情勢の変化によってショーファーカーの持つ意味が変わりつつあるいま、ショーファーカーに求められるものも多様化していることは事実のようです。

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Writer: PeacockBlue K.K. 瓜生洋明

自動車系インターネット・メディア、大手IT企業、外資系出版社を経て、2017年にPeacock Blue K.K./株式会社ピーコックブルーを創業。グローバルな視点にもとづくビジネスコラムから人文科学の知識を活かしたオリジナルコラムまで、その守備範囲は多岐にわたる。

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