“みっともない”? なぜ「ヘッドライト」が透明から黄色に!? 車検通らなくなることも? 予防法はあるのか
ヘッドライトの黄ばみを落とす方法とは
ヘッドライトが綺麗であるに越した事はありませんが、既に黄ばみが発生している場合、除去するにはどのような方法があるのでしょうか。
まだ軽度な黄ばみ程度であれば、カー用品店等で購入できるヘッドライト用のクリーナーを試してみると良いでしょう。
ヘッドライト用クリーナーは、磨いて除去する研磨剤タイプと黄ばみを溶かした後に拭き取る有機溶剤タイプがありますが、ヘッドライトの表面を削らずに除去したい場合は有機溶剤タイプが勧めです。
研磨剤入りのクリーナーや傷消し用の極細目コンパウンド等を使用して磨く方法もあります。拭き取るタイプのクリーナーで除去が困難な場合は、研磨剤タイプが効果的ですが、処理後はコーティングを施しヘッドライト表面を保護しておきましょう。
最も確実に新車と同程度にする方法としては「ヘッドライトユニットをまるごと交換する」というのも考えられます。ですが、コストが高く付いてしまったり、古い車だと部品自体が欠品になっていたりする場合もありますので、注意が必要です。
※ ※ ※
樹脂製のヘッドライトが黄ばんでしまう前に、劣化を遅らせる方法もあります。
まず考えられるのは、紫外線を避けて保管することです。黄ばみの主な要因は紫外線による経年劣化であることから、浴びせないように注意しておけば、劣化を遅らせることになります。
一番はシャッター付きのガレージ等で、クルマを外界から完全に囲える空間での保管ですが、屋外しか場所が無ければ、ボディカバーで覆っておくのも一つの手です。
また、ヘッドライトやガラス面を保護するコーティング剤もあります。それらは汚れや水垢の付着軽減以外にも黄ばみやくすみを抑制してくれる効果が期待できます。
さらに、プロテクションフィルムという外装保護の為に開発された透明なフィルムを施工することも考えられます。ボディだけでなく、ヘッドライトに施工すれば、傷や汚れを防いでくれるでしょう・
施工したフィルム自体は劣化しますが、ヘッドライトは保護されるので剥がせばいつでも綺麗な状態です。
定期的にフィルムの張り替えが必要にはなりますが、物理的に保護できるのは大きな利点です。デメリットとしては素人による施工が難しく、費用が割高となってしまう点でしょう。
※ ※ ※
ヘッドライトの黄ばみは放置すればするほど、後々の処置が大変になってきます。見た目の印象も悪くなりがちですので、黄ばませないよう洗車後はコーティング剤を塗布するなど、普段から予防策を講じておくと良いでしょう。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。