存在感凄い日産「新型ラージSUV」発表! 豪華内装採用に驚愕、中国仕様の「パスファインダー」とは
日産は中国向けに次期「パスファインダー」のコンセプトモデルを上海モーターショー2023で公開しました。随所に中国ユーザーを意識した部分が感じられますが、どのようなモデルなのでしょうか。
日産 中国向け独自の次期パスファインダーを予告
2023年4月18日より開催されている上海モーターショーで、日産は中国向けに次期パスファインダーのコンセプトモデルを公開しました。
そのデザインにおける存在感から注目を集めるパスファインダーとは、どのようなモデルなのでしょうか。
パスファインダーは日産が海外の各市場向けに展開しているミドルサイズSUVで、2代目までは日本でも「テラノ」として販売されていました。
1985年に登場したパスファインダーは3代目より製造も販売も完全に海外で行われる海外専売車種となり、現在は5代目モデルが販売されています。
VQ35DD型3.5リッターV型6気筒から繰り出されるパワー、そして全長5021 mm×全幅1979mm×全高1801mmの大型ボディは主に北米や中東市場で大いに支持されており、日産における重要なモデルの1つです。
一方で、SUVが同様に人気である中国市場ではパスファインダーは投入されておらず、中国向けラインナップで最も大きいSUVは「テラ」になります。
テラは2018年の北京モーターショーで発表されたミドルサイズSUVで、ピックアップトラック「ナバラ」をベースとしています。
中国では「エクステラ」の中国向けモデル「パラディン」の後継車種として位置付けられていますが、それ以外の市場では「パスファインダー」における「最後のボディ・オン・フレーム世代」であった3代目モデルの後継としても認識されています。
そのような中、中国市場にもパスファインダーが投入される見込みであることが発表されました。
新型コロナウィルスの影響で4年ぶりのフルスケール開催となった上海モーターショー2023(毎年北京と交互で開催)にて、日産は中国向けに「パスファインダーコンセプト」を発表しました。
発表されたパスファインダーコンセプトはすでに北米や中東などで販売されている5代目パスファインダーとはまったく異なる車体を持つ、完全中国独自の車種です。
新たに発表されたパスファインダーコンセプトは現在販売中の5代目パスファインダーと異なり、純電動SUV「アリア」から採用されている新世代のデザインランゲージを採用、より洗練された「都市型SUV」の様相を呈しています。
日産によると、パスファインダーコンセプトは完全に中国の購買層を想定してデザインしたとのこと。
日産が持つ美学を中国独自のエッセンスと融合させた唯一無二のデザインに仕立て上げたことで、ほかのライバルと一線を画すSUVが完成しました。
サイドから実車を眺めると、窓ガラスとドアの間に引かれたサイドラインによって車体色がツートンに塗り分けられています。
また、上半分の光沢ブラック仕上げ部にマットシルバーの加飾を施すことで、錯覚で車高が低く抑えられているように感じ取れます。
これにより、車内の居住性をそのままに、外から見た姿をよりスタイリッシュに仕上げたというわけです。
また、前後の灯火類は直線を基調としており、大きなボディに繊細なタッチを盛り込む要素の1つと言えます。
車内は白をベースにマットゴールドの加飾がエアコンルーバーやカップホルダー、ドアハンドルなどの各部に上品な形であしらわれています。
シートやハンドル、ドア下部は紺を基調にしており、広々とした高級感あふれるインテリアを感じ取れます。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。