めちゃ売れてる! “MTアリ”のホンダ「最小&最安コンパクトカー」はもはや国民車!? アンダー150万円&全長4m以下ボディの「ブリオ」とは
2023年4月17日、ホンダのインドネシア法人は、コンパクトカー「ブリオ」のインドネシアでの小売販売台数が3か月連続でトップとなったと発表しました。インドネシアの“国民車”とも呼べるブリオはどのようなクルマで、なぜ人気なのでしょうか。
ホンダ「ブリオ」はインドネシアの国民車?
2023年4月17日、ホンダのインドネシア法人は、コンパクトカー「ブリオ」の2023年3月の販売台数が7159台を記録し、同月を含め3か月連続で、インドネシア中で最も小売販売台数が多いクルマとなったと発表しました。
インドネシアで展開される他のホンダ車の販売台数をみると、「HR-V」が2752台、次いで「WR-V」が1653台、「BR-V」が1634台、「CR-V」が484台、「シティ ハッチバック」が360台、「モビリオ」が324台となっており、ブリオの販売台数が一際多いことがわかります。
現地で人気を集めるブリオは、どのようなクルマなのでしょうか。
ブリオは、2011年からホンダがインドやタイ、インドネシアなどで展開するコンパクトカーです。
現行モデルは、2018年に登場した2代目。そのボディサイズは全長3800-3815mm×全幅1680mm×全高1485mmと、日本で展開されるトヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」よりもやや小さいサイズ感となっていて、インドネシア市場では、最小かつ最安価なモデルという位置づけです。
搭載されるエンジンは、最高出力90馬力・最大トルク110Nmを発揮する1.2リッター直列4気筒エンジン。これに組み合わせるトランスミッションは5速MTもしくはCVTを選択可能です。
エクステリアは、3代目「フィット」を“キュッ”と小さくしたような少し懐かしさを感じられるデザイン。インテリアは、簡素でありながら、スポーティな仕上がりです。
グレード展開は、標準系グレード「サティアS」「サティアE」に加え、スポーティ系グレードとなる「RS」「RSアーバナイトエディション」が存在。
なかでもRSアーバンナイトエディションは、フロント・リアバンパーやサイドスカート、テールゲートスポイラーが取り付けられ、ひとクラス上のスポーツカーのような雰囲気を放ちます。
価格は、標準系グレードが1億6440万ルピア(約147万円)から、スポーティ系グレードが2億2310万ルピア(約200万円)からです。
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同社のビジネスイノベーションおよびマーケティング&セールスディレクターであるYusak Billy氏は、ブリオについて次のように述べています。
「これまでブリオを熱狂的に支持し続けてくれた消費者に感謝しています。それは主に、高い価値と性能を持つ車を求める若者の方々です。
一方で、SUVの販売が増え続けていることも分かっているので、今後は消費者の欲求に応える製品を投入することに注力していきます」
ブリオは、価格面でもホンダのインドネシア法人が販売するクルマの中で、最安価。
“安くて高性能”という部分がインドネシアの若者などに評価されているブリオは、インドネシアの“国民車”とも言える存在のようですが、今後は他国同様SUVにシフトしていくかもしれません。
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