トヨタ高級ミニバンに「起死回生」のチャンスあり!? 次期「ヴェルファイア」に期待の声集まる
トヨタの高級ミニバン「ヴェルファイア」は、数年前まで兄弟車「アルファード」を超える販売台数でしたが、近年はその数を大幅に減らし、もはや風前の灯です。デビューから8年を経ていますが、この先ヴェルファイアがアルファードとともにフルモデルチェンジすることはあるのでしょうか。
近年は「アルファード」人気優勢ながら「ヴェルファイア頑張れ!」の声も
通称「アルヴェル」こと、トヨタの高級ミニバン兄弟「アルファード/ヴェルファイア」は、2015年1月の現行型デビューから丸8年が経過していることもあり、フルモデルチェンジの噂が絶えません。
そこでSNSを通じアンケートをとってみたところ、ヴェルファイアに対する期待の声が集まりました。
2008年5月に登場した2代目アルファードと同時に設定されたヴェルファイア。翌2009年の年間販売台数で比較すると、アルファード2万9602台に対しヴェルファイアは4万9636台と、早々に支持を集めています。
2015年1月に現行型へフルモデルチェンジした後も、翌2016年のアルファード3万7069台に対し4万8982台と、やはりヴェルファイア人気は保たれていました。
しかし2017年12月実施のマイナーチェンジで、アルファードはフロントグリルを拡大し豪華さを強調した一方、ヴェルファイアはメッキパーツの面積を拡大し個性を強めるデザイン変更を実施し、好みを分ける結果となりました。
2車はグレード展開数や装備内容などほぼ同等でしたが、翌2018年にアルファードが年間5万8806台と大きく販売を伸ばすなか、ヴェルファイアは4万3130台と逆転したのです。
さらに2020年5月、それまで4つあったトヨタの販売チャンネルの実質統合が図られ、全モデルが全店扱いとなった影響も受け、2020年の年間販売台数はアルファードが9万748台と大きく伸ばしたのに対し、ヴェルファイアは1万8004台まで差を広げてしまいました。
トヨタは追い打ちをかけるように、2021年4月の一部改良で大リストラを断行。ヴェルファイアを単一グレード「GOLDEN EYES II」のみの設定へ大幅削減したのです。
SNSを通じて次期型ヴェルファイアに関するアンケートを実施したところ、こうした状況を打破したいと考える根強いファンの声が浮かび上がってきました。
まだ見ぬ次期型ヴェルファイアに対し思うことについて自由回答を求めたところ、次のような意見が集まりました。
「今はアルファードばかりが売れ、ヴェルファイアが珍しい。新型ではヴェルファイアを推したい」
また、2代目登場時の2015年に打ち出されたヴェルファイアのコンセプト「大胆・不敵」に共感を寄せる声も見られます。
「ヴェルファイアの“大胆・不敵”さが好き」「豪華さの面でアルヴェルに差はないのだから“大胆”なほうがいい」
なかには「どちらも似たり寄ったり」「違いに差はない」と冷めた意見もありますが、近年アルファードが売れすぎた反動か、次期型ではヴェルファイアに期待するコメントが優勢のようです。
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現行ヴェルファイアに対する冷遇ぶりから、SNSではここしばらく「新型はアルファードだけなのか」「ヴェルファイアはきっと現行型限りだ」と、すっかりあきらめモードの意見が多数を占めていましたが、2023年に入り状況が変わっています。
もちろんトヨタからの公式発表はなく、真偽も定かではありませんが、新型ではアルファードに加え、ヴェルファイアも継続してフルモデルチェンジを迎えそうだとの噂が広まっているのです。
引き続きトヨタの動向から目が離せそうにありません。
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