ホンダ新「オデッセイ」今冬発売! 中国からの「輸入車」として復活! 賛否あるも将来のラインナップに期待出来る、ホンダ初の試みとは
中国生産で復活したオデッセイ、その重要な意味とは
一方、オデッセイが中国生産になることに対して不安を覚える声も少なくありません。
もちろん、ホンダをはじめとした自動車メーカーでは、グローバル基準で統一された品質管理体制をとっているため、生産工場によって品質に大きな差が生じることはまずありません。
また、生産工場のグローバル化による人件費の最適化や輸送効率の向上などのメリットは非常に大きく、現在の自動車産業のトレンドのひとつになっています。
この手法を採用しなければ国内市場におけるオデッセイの復活は難しかったと見られるため、日本のユーザーは生産工場のグローバル化による恩恵を大きく受けていると言えます。
過去には英国工場から「シビック」、タイ工場から「アコード」を輸入するなどの実績があるホンダですが、中国工場からの輸入は初の試みです。
レピュテーションリスクなどの課題はあるものの、もしこの試みが成功すれば、中国で生産されているそのほかのモデルの国内導入も期待されます。
たとえば、ホンダの中国におけるBEVブランド「e:N」シリーズの各モデルなどはその筆頭候補です。
現在ではヴェゼルのBEV版と言える「e:NS1/e:NP1」のみが販売されていますが、2027年までに10車種が展開される予定であり、そのなかには日本のユーザーにもマッチするものも少なくないと見られます。
日本で販売するモデルの再編成を進めているホンダですが、バラエティに富んだラインナップ展開とするためには、中国工場からの輸入は欠かすことのできない手法のひとつです。
中国から輸入されるオデッセイはその試金石とも言え、その意味で非常に大きな重責を負っていると言えます。
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ボルボにおける中国工場製のモデルや、BMWにおける南アフリカ工場製のモデルが日本へと輸入された際にもそうした声が見られたように、生産国にこだわるユーザーが一部に存在するのも事実です。
ただ、それぞれのブランドの業績を見ると中長期的な販売台数の減少は見られないため、実際に購入するユーザーは、生産工場に対するこだわりはそれほど強くはないと推測されます。
また、テスラユーザーの場合、上海に建設された最新設備の工場である「ギガファクトリー」からの輸入を熱望する声も多かったといいます。
そうした中、復活したオデッセイの生産工場がどこまで販売台数に影響を与えるのかに注目が集まります。
同じ狭山で生産していたステップワゴンは、寄居工場で生産するためにかなり大規模な工場の改修工事をしたらしいからな
オデッセイの販売規模ではそれが難しいから止むを得ず生産終了したんだよね
今のホンダは、高価格帯の車が少ないからオデッセイは大事な商品だよ