安心感がスゴイ「車中泊」専用駐車場!? 全国で普及する車中泊専用施設「RVパーク」とは

「車中泊」人気の高まりとともに、一部の利用者によるマナー違反が問題視され、車中泊禁止とした公共駐車場も少なくありません。そんななか、車中泊専用の有料施設として「RVパーク」が注目されています。

全国各地に拡がる車中泊専用施設「RVパーク」とは

 クルマの中で寝泊まりする「車中泊」は、宿のチェックインや食事の時間を気にすることなく、好きな時に好きな場所へ移動でき、費用も安く済むため、近年人気上昇中です。
 
 そんななかで、安心安全に車中泊ができる有料施設として注目が集まっているのが「RVパーク」です。

気ままに泊まることができる「車中泊」は自由な旅のスタイルとして注目されていますが、なかには「マナー」を守らない輩もいるといいます[画像は車中泊のイメージ]
気ままに泊まることができる「車中泊」は自由な旅のスタイルとして注目されていますが、なかには「マナー」を守らない輩もいるといいます[画像は車中泊のイメージ]

 RVパークは、全国のキャンピングカー製造ビルダーやディーラーが加盟する「日本RV協会」(JRVA)公認の有料車中泊専用施設です。

 車中泊をするのに必要な設備が備わっており、車中泊初心者でも気軽に利用できるといいます。

 RVとは「Recreational Vehicle(レクリエーショナル ビークル)」の略で、日本ではミニバンやSUVといったレジャーに最適なクルマ全般を指す言葉として、1980年代から90年代にかけて流行りましたが、欧米でRVとは主に「キャンピングカー」を指します。

 つまりRVパークとは「キャンピングカー用の駐車場」という意味ですが、キャンピングカーではなくても、車中泊をしたい人であれば誰でも利用することができます。

 全国各地の温泉や旅館、道の駅、遊園地などの施設に設置され始めており、観光を楽しむために利用する人が増えています。

 また、町の空き駐車場や公園の駐車場をRVパークとして利用することで、町の活性化にもつながっています。

 複数日の滞在が可能なので、RVパークを拠点として周辺を観光したり、各地のRVパークを転々としながら旅行を楽しんだりできます。

 そんなRVパークは「快適に安心して車中泊が出来る場所」を提供するために、8つの条件が定められています。

 1つ目が「余裕のある駐車スペース」です。横4m×縦7m以上が推奨されています。

 2つ目が「24時間利用可能なトイレ」、3つ目が「100V電源が使用可能」(20A以上推奨)です。

 4つ目は「入浴施設が近隣にあること」で、遠くともクルマで15分圏内にあることが望ましいとされています。

 さらに5つ目として「ごみ処理が可能」、6つ目が「入退場制限が緩やか」、7つ目が「看板の設置」、そして8つめが「複数日の滞在が可能」となっています。

 RVパークの料金は施設によって異なりますが、平均すると一泊2000円から3000円程度となっています。前出の通り、24時間利用可能なトイレ、ごみ処理や電源の設備が充実しており、しかも安く停める(宿泊できる)のが魅力です。

 基本的には事前予約なしで利用できますが、一部のRVパークでは予約が必要です。またごみ処理や電源使用などは別途費用がかかる場合もあるので、事前に公式サイトで確認をしておくと安心です。

 駐車スペースが横4m×縦7mと広いため、駐車スペース内に椅子やテーブルを広げることもできます。さらにサイドオーニングやタープの使用が許可されているRVパークもありますが、利用条件などはそれぞれ異なる場合があるので、各施設の利用規約に従うようにしましょう。

 また、RVパークは温泉や道の駅などに併設されていることが多く、RVパーク利用者には割引サービスを提供している施設もあります。旅先での食事や入浴を楽しみたい人にはうれしいポイントです。

 このように、施設によって利用できるサービスが異なるのも特徴のひとつです。

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1件のコメント

  1. 北東北にもポツポツあるようですけど、実物見たのは秋田県鹿角市の毛馬内七滝温泉の駐車場だったかと。今は営業が朝8:00と遅いですが、以前はロングドライブがてら朝イチから入れてたのでよく利用していました。
    そこの駐車場の一角に在るというだけで、RVパークという表示がなければ何かよく分からないものですね。中には住宅地の中にあるとか意味不明なものもあります。煩いとか苦情が来そうな気がしますけど。軽バンやバンコンならともかく、キャブコンやバスコンだとエンジン音が煩いのでは。全員がマナーが良いとも限りませんし。
    どうせなら温泉付きSAや道の駅に併設して欲しいですね。大型トラックの横では煩くて寝られないので。

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