安心感がスゴイ「車中泊」専用駐車場!? 全国で普及する車中泊専用施設「RVパーク」とは

「公共駐車場におけるマナー10か条」を守り安心安全な車中泊を

 車中泊ができる場所として一般的に利用者が多いのが、道の駅や高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)です。

 しかし道の駅や高速道路のSAやPAでは、車中泊は原則として禁止となっています。

 国土交通省のWebサイトでも「道の駅は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています」と記載されています。

 もちろん車中泊の利用を容認する公共駐車場もあるため、利用ユーザーが増える一方で、長時間利用やゴミの不法投棄、騒音などのマナー違反が問題視されているのが現状です。

 なかには、そこがキャンプ場かのように勘違いし、飲酒や煮炊きをしたり、宴会を行うような悪質なケースも見られるといいます。

大きなキャンピングカーでも利用可能! 写真は埼玉県飯能市に2022年8月オープンした最新のRVパーク「メッツァRVパーク」
大きなキャンピングカーでも利用可能! 写真は埼玉県飯能市に2022年8月オープンした最新のRVパーク「メッツァRVパーク」

 そこで日本RV協会では「公共駐車場におけるマナー10か条」を定めています。

・長期滞在を行わない

・キャンプ行為は行わない

・許可なく公共の電源を使用しない

・ゴミの不法投棄はしない

・トイレ処理は控える

・グレータンク(※編集部注記:キャンピングカーから出る生活排水を溜めるタンク)の排水は行わない

・発電機の使用には注意を払う

・オフ会の待ち合わせは慎重に

・車椅子マークの所に駐車しない

・無駄なアイドリングをしない

 上記のようなマナーを守り、誰もが快適に施設を利用できるようにすることが大切です。

 道の駅のなかには、RVパークが併設されていることもあります。

 RVパークであれば、車中泊を目的としての利用が可能で、ゴミ処理やトイレ、電源の心配もありません。

 利用する駐車スペース内であれば、原則的に椅子やテーブルを出すこともできますが、夜間は周囲に配慮するといった基本的なマナーに加え、各RVパークごとの利用規約に従う必要があります。

 いずれにしても車中泊をするなら、専用の施設であるRVパークの利用がおすすめといえます。

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1件のコメント

  1. 北東北にもポツポツあるようですけど、実物見たのは秋田県鹿角市の毛馬内七滝温泉の駐車場だったかと。今は営業が朝8:00と遅いですが、以前はロングドライブがてら朝イチから入れてたのでよく利用していました。
    そこの駐車場の一角に在るというだけで、RVパークという表示がなければ何かよく分からないものですね。中には住宅地の中にあるとか意味不明なものもあります。煩いとか苦情が来そうな気がしますけど。軽バンやバンコンならともかく、キャブコンやバスコンだとエンジン音が煩いのでは。全員がマナーが良いとも限りませんし。
    どうせなら温泉付きSAや道の駅に併設して欲しいですね。大型トラックの横では煩くて寝られないので。

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