ホンダ新「オデッセイ」中国生産で日本再投入! 「新グリル」採用し約2年ぶりに復活! 生産・販売終了から再導入の理由とは

ホンダは2021年末で生産・販売を終了した高級ミニバン「オデッセイ」を約2年ぶりに日本市場へ再導入することを発表しました。高級志向の需要が高まる中、なぜオデッセイは一度終了し、再度復活を果たすのでしょうか。

中国生産車を日本での販売はホンダ初! なぜ一度終了し復活を果たすのか

 2023年4月7日にホンダは、同社の最上級ミニバンとなる「オデッセイ」を日本市場に再び導入することを発表しました。
 
 合わせて同日には先行して特設ホームページが公開されましたが、2021年末の生産・販売終了から約2年経って復活するオデッセイは、どのようなモデルなのでしょうか。

これぞ精悍顔! 待望の日本復活を果たすホンダ新「オデッセイ」 どのような特徴があるのか?
これぞ精悍顔! 待望の日本復活を果たすホンダ新「オデッセイ」 どのような特徴があるのか?

 1994年10月に発売された初代オデッセイはホンダの使う人の生活をより楽しく豊かに広げることを目指す 「クリエイティブ・ムーバーシリーズ」の第1弾として登場しました。

 その後日本市場では、2代目(1999年-2003年)、3代目(2003年-2008年)、4代目(2008年-2013年)、5代目(2013年-2021年、2023年-)とミニバンブームの先駆けとして歴史を重ねています。

 5代目は、2020年11月6日にマイナーチェンジして発売され2021年に入ってからも販売好調を維持していました。

 実際に日本自動車販売協会連合会の登録車販売台数では、マイナーチェンジ前の3か月で月間平均1000台弱だったものの、11月1720台、12月1140台、1月935台、2月1583台、3月2419台、4月2220台、5月1504台を記録。

 このマイナーチェンジでは、エクステリアのデザインを刷新。風格あるスタイリングはそのままに、厚みのあるフードと押し出し感の強い大型グリルへ変更。さらに、薄型のヘッドライトを採用することで、これまで以上に力強さが感じられるフロントフェイスへと進化させました。

 前後ウインカーに「シーケンシャルターンシグナル」を標準装備したほか、国内のホンダ車として初採用となる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を設定するなど、デザイン・機能で注目されました。

 また、この際にはグレード体系の変更もおこなわれ、カスタム仕様の「アブソルート」に一本化。さらにハイブリッド車を「e:HEV」へ名称変更するなど、今後の展開が期待されていました。

 しかしながら、2021年末にオデッセイの日本生産・販売を終了することになります。その理由について、当時ホンダ広報部は、次のようにコメントしていました。

「オデッセイは狭山工場で生産されていますが、狭山工場の閉鎖に伴い、寄居への移管はせずにレジェンドやクラリティと共に生産終了という判断となりました」

 狭山工場は、1964年に完成車の量産工場として誕生。エンジン、プレス、溶接、塗装の製造における各工程をはじめ、各種部品の取り付け、エンジン搭載や完成車の検査まで一貫生産をおこなっていましたが、現在は新たに作られた寄居工場で一部の工程を引き継いでいます。

 そうしたオデッセイの動きがあったなかで、今回約2年ぶりに日本市場へ復活を果たしますが、その理由としてホンダは次のように説明しています。

「オデッセイは、多人数がゆったり乗れる空間、低床・低重心パッケージによる高い走行性能 、 洗練されたデザインで多くのお客様からご支持をいただき、ホンダを代表するモデルへと成長しました。

 前モデルは2021 年末をもって生産終了となりましたが、ホンダとして、長く愛されてきたブランドであるオデッセイを継続してお届けしたいという想いと、お客様からの多くのご要望にお応えし、前モデルをベースとした改良モデルを発売します」

 またホンダ販売店ではかねてから「日本でのラインナップにおいてステップアップする上級モデルとしてオデッセイは支持されていたので、再度復活してほしい」というような声が聞かれていました。

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3件のコメント

  1. 後ろの席がバウンドすると疲れる

  2. 10年前ならともかく、この世界情勢の中いまだに中国市場を重視し、生産拠点を
    置いているホンダは完全に周回遅れだと思う。時代を見誤ると大企業でもあっという間に
    奈落へ落ちる。東芝と同じ道をたどらなければいいが。

  3. 何やってんだホンダ?
    完全に迷走してるとしか思えん。
    国内販売の統括責任者をクビにすべきだな。
    ヤル気無さすぎだろ。

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