なぜ「白いクルマ」が水中に沈んでいる? 事故か事件? 話題の写真に注目集まる! 現場の様子はどうだった?

水の中に沈むクルマの写真がTwitter上に投稿され、話題となりました。実際に現場へと足を運んだというTwitterユーザーのTOROさんに話を聞きました。

いったいなぜ?水の中を泳ぐデミオが発見される

 2023年3月下旬、用水路のような場所に白いクルマがスッポリと沈んでいるという衝撃的な画像がTwitterに投稿されました。
 
 どのような理由でクルマが水没しているのかといったことが話題となりましたが、現場はどのような状態だったのでしょうか。

なぜマツダ・デミオらしきクルマが水中に落ちているの? 驚きの現場を写真で見る!(画像提供:TOROさん(@toro_134))
なぜマツダ・デミオらしきクルマが水中に落ちているの? 驚きの現場を写真で見る!(画像提供:TOROさん(@toro_134))

 水没しているのは、マツダ「デミオ」と見られるそのクルマは、ルーフ部分をのぞいてほとんどすべてが水の中に沈んでいるものの、一見したところボディに大きなキズなどはなく、まるでゆうゆうと泳いでいるかのように見えるほどです。

 そんななか、TwitterユーザーのTOROさん(@toro_134)はこの場所を探し当て、実際に見に行ったと言います。

 TOROさんによれば、この場所は高知県香南市の「野市あじさい街道」のようです。

 香南市野市町西佐古から父養寺までの約1.2kmにわたって続くこの道沿いには、20〜25種の多種多様なあじさいが咲き乱れることから、梅雨の時期には県内外から多くのユーザーが訪れる人気のスポットです。

 現在は桜が見頃を迎えているという野市あじさい街道ですが、道に沿って幅3mほどの用水路が流れており、今回発見されたクルマはここを流れていたそうです。

 一方、このデミオが沈んでいた場所付近にクルマが通れる道はありません。

 さらに、クルマの上には複数の木の板が橋のように掛けられていることから、このデミオは用水路の上流から流れてきているものだということがわかります。

 TOROさんによると「現地の男性の方いわく、高齢の女性の方が駐車時に運転をあやまって用水路に落としてしまったものが、約50mにわたって“どんぶらこ”と流れてきたようです」といいます。

 すでにこのデミオは引き上げられているとのことですが、週末にはこの光景をひと目見ようと複数のユーザーが野市あじさい街道に足を運んだようです。

 用水路に沈むデミオの姿を写したTOROさんの投稿には、「何事?」「007の新作かと思いました」「車も流されるとか、川の水の力ってすげー」といったさまざまなコメントが集まっています。

 一方で、実際にこのようすを目の当たりにしTOROさんは、次のように話します。

「発見した時、あらためて事故の怖さを感じました。

 現場にいた人から、『幸い、運転されていた人や同乗されていた人にケガはなかった』とお聞きしたのでホッと胸をなでおろしました」

 今回は大事には至らなかったようですが、運転時の操作ミスなどによって河川や畑などにクルマが突っ込んでしまう事故は少なくありません。

 春の行楽シーズンを迎えているこの季節、あらためて運転には気を付けたいものです。

※ ※ ※

 Twitter上では、この非日常な光景に驚きを隠せないユーザーも多く、ジョン・エヴァレット・ミレーによる絵画「オフィーリア」を連想したという声も多く見られました。

 歌を口ずさみながら川で溺れていくようすを描いたこの絵画は、悲劇的なシーンを描いたものでありながら美しさを感じるものとして、現代でも高く評価されています。

 今回発見されたデミオも、事故を起こしてしまったクルマという意味では悲劇的ですが、大きな損傷もなく水の中をたゆたうようすは、たしかに「オフィーリア」に通じるものがあると言えるかもしれません。

【画像】これは危険! 3年で79人亡くなった「恐怖の用水路」を写真で見る!(14枚)

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