トヨタ最上級SUV新型「センチュリー」に期待! 豪華絢爛な仕様になる? 競合多い「高級SUV市場」で個性出せるか
トヨタのフラッグシップモデルである「センチュリー」にもSUV派生モデルが登場するとの噂があります。「センチュリー」の名を冠するSUVであるなら、ロールス・ロイス「カリナン」などに匹敵する「超高級SUVになるのでは?」という意見も多いですが、どのようなカタチで登場すると見られるのでしょうか。
センチュリーにSUVモデル登場なら、カリナンの対抗馬となる?
多くの高級SUVが登場している昨今、トヨタのフラッグシップモデルである「センチュリー」にもSUV派生モデルが登場するとの噂があります。
「センチュリー」の名を冠するSUVであるなら、ロールス・ロイス「カリナン」などに匹敵する「超高級SUVになるのではないか」という意見も多いですが、導入されるのならばどのようなカタチで登場するのでしょうか。
日本を代表する高級車であるセンチュリーに、SUVの派生モデルが登場するという噂が流れています。
1967年、トヨタグループの創設者である豊田佐吉氏の生誕100年を記念して登場したセンチュリーは、政府関係者や企業の役員、そして皇室関係者などのVIPを送迎することを目的とした、日本唯一とも言えるショーファードリブンカーです。
現行モデルは2018年に登場した3代目です。
最高の職人による技術の粋を集めた豪華絢爛な作り込まれた内外装、そして2028万円という新車価格は、いずれもトヨタブランドのほかのモデルとは一線を画しており、まさに別格の存在と言えます。
そんなセンチュリーがSUV化するという噂が登場して以来、いったいどのようなモデルとなるのか、インターネット上ではさまざまな憶測がなされています。
そのなかでも、最も引き合いに出されることが多いのがロールス・ロイス「カリナン」です。
超高級車の代名詞とも言えるロールス・ロイスは、長らくサルーン(セダン)を中心としたラインナップを展開してきましたが、2018年にブランド初のSUVであるカリナンを発売しました。
ロールス・ロイスらしい贅を尽くした1台に仕上げられたカリナンは、4258万円からという価格にもかかわらず、世界中で順調な売れ行きを見せているといいます。
長年にわたってVIPの移動を支えてきたロールス・ロイスによるSUVは、別格の存在という意味で、センチュリーと通ずる部分があるのは事実です。
もし、「センチュリーSUV」が、カリナンに対抗するようなモデルとなるのであれば、3000万円クラスの超高級SUVが誕生するのではないかとの期待の声も上がっています。
そうした中で、トヨタブランドのフラッグシップSUVとしてセンチュリーの名を冠したモデルが登場する可能性は大いにあると見ています。
世界的にショーファードリブンSUVとしては、前述のカリナン以外にベントレー「ベンテイガ」、メルセデス・マイバッハ「GLS」、キャデラック「エスカレード」、リンカーン「ナビゲーター」、ランドローバー「レンジローバー(ロングホイールベース)」などが挙げられます。
現在のトヨタ&レクサスのSUVラインナップを見てみると、レクサスには「LX600 “EXECUTIVE”」という4座仕様がショーファードリブンSUVとして設定されています。
一方でトヨタでは「ランドクルーザー」や「クラウンクロスオーバー」、「ハリアー」が比較的に新車価格の高いモデルと言えます。
しかし、ランドクルーザーは本格的な悪路走破性を持ったクロカン車であり、ショーファードリブンとしての利用をメインにしたものではありません。
クラウンクロスオーバーやハリアーも、オーナー自身が運転を行なうというオーナードリブンの性格が強いモデルです。
また、海外におけるラインナップを見ても北米用に「セコイア」「グランドハイランダー」などの大型SUVは存在するもののショーファードリブンに特化したモデルは見当たらず、アジアの一部地域などで「アルファード」や「シエナ」といったミニバンがそうした役割を担っていることが多いようです。
つまり、トヨタのラインナップには「ショーファードリブンに特化したSUV」というカテゴリーがすっかり抜けてしまっていることになります。
そのため、もしそうしたコンセプトのSUVに「センチュリー」の名前が冠されれば、それは鬼に金棒と言えるかもしれません。
それやるぐらいならセンチュリーの名前諸共廃止して英数3~5文字の新規名にした方が良い