トヨタやホンダ販売店「車を買ったらもう1台プレゼント」を実施、なぜ? 各販売店が相次いで「新車プレゼント」 苦境に立つ中国事情とは
いまや世界最大の自動車市場と言われる中国ですが、実際の新車販売事情は芳しくない状況だといいます。そうした中、トヨタやホンダなどのディーラーでは「クルマを1台買ったらもう1台プレゼント」というとんでもないキャンペーンを打ち出しているようです。
なぜ新車を買ったらもう1台新車がもらえるのか?
いま、中国の新車販売事情は佳境を迎えています。新車の販売が低迷する中、自動車メーカーやディーラーは熾烈な値下げ競争を強いられています。
そしてついに、「クルマを1台買ったらもう1台プレゼント」というとんでもないキャンペーンを打ち出すディーラーまでもが現れました。
広東省深セン市に位置するとあるトヨタのディーラーでは「bZ4Xを1台購入するとヴィオスを1台プレゼントする」というキャンペーンを打ち出し、SNS上で大きな話題を呼びました。
ヴィオス(中国名:威馳)は第一汽車とトヨタの合弁会社「一汽トヨタ」が中国で製造・販売するコンパクトセダンで、基本的な構造は日本で2020年まで販売されていた3代目ヴィッツと同じになります。
ヴィオスは2020年のマイナーチェンジを最後に大きな外観の変更がなされていないため、見た目は少し古く、その影響か販売台数はそれほど多くありません。
そのため、SNS上では「在庫処分ではないか」や「ヴィオスなんかもらっても嬉しくない」との声が多く見受けられました。
ですが、このキャンペーンを打ち出したディーラーによると、キャンペーン用に用意された2台の枠は瞬く間に埋まり、キャンペーン終了日の2023年3月31日を待たずに開始数日のうちに終了したとのことです。
また、このキャンペーンを打ち出したのはトヨタのディーラーだけではありません。
広州汽車とホンダの合弁会社「広汽ホンダ」のとあるディーラーでは「CR-VのPHEVモデルを1台買うとライフ(フィットの姉妹車)を1台プレゼント」。
東風汽車とホンダの合弁会社「東風ホンダ」では「ブリーズ(CR-Vの姉妹車)のPHEVモデルを1台買うとフィットを1台プレゼント」など、他社のディーラーでも同様のキャンペーンが展開されています。
日系メーカーだけでなく、シボレーでは「ブレイザーを1台買うとキャバリエを1台プレゼント」。
フォルクスワーゲンでは「ID.6Xを1台買うとラヴィダを1台プレゼント」などのキャンペーンをそれぞれのディーラー独自で展開しており、各社ともに売上を確保するのに必死な様子が見てとれます。
日本のホンダも復刻版CITYを買うと復刻版モトコンポが付いてくるみたいなキャンペーンやれば懐かしいと思う人は結構買うと思う。モトコンポ自体は自分も欲しいですからね。
日本のメーカーの場合は日本独自の規格である軽自動車が付いてくるみたいな事でも良いのでしょうが、軽自動車自体が小型乗用車が余裕で買える値段なので意味がないですね。せいぜい、電動キックボードを付けるくらいしかできないのでは。
都会では駐車場の確保やら大変でしょうし、田舎であれば、一人一台も普通なので300万円くらいの車を買えば、電動小型モビリティーが付いてくるくらいはありがたいかも。