つい忘れがち? クルマを売るときの「うっかり!」に注意! 個人情報“ダダ洩れ”な「怖ーい」リスクも!?
カーナビゲーションシステムは売る前にすべて「初期化」すべし!
次のクルマでも使えるものや、個別にネットオークションなどで売れそうなパーツについては、買い取り業者に査定の対象外か確認した上で、事前に取り外しておく手もあります。
ETCやカーオーディオ、ナビ、ドライブレコーダーなどの電子機器類は特に価値がありますが、程度が良ければフロアマットやシートカバーなどもネットオークションで売却することもできます。手間を惜しまないドライバーにオススメです。
ちなみに筆者が愛車を売却する際、買い取り業者に「フロアマットも外しても良いか」と確認したところ、次のようなコメントが返ってきました。
「外しても構いません。買い取った車両を中古車として販売する際、ほつれたような古いフロアマットより、新しいマットを装着した方が好印象なため、あとで交換するケースもあります」
もちろん、後付けパーツも含めてプラス評価で査定してもらえる買い取り業者に売却する場合には、その限りではありません。
車載のカーナビゲーションシステム上には、走行履歴や自宅住所などの個人情報が色々と残っている場合があります。
個人情報を悪用されることは稀だと思いますが、初期化したりして、万が一の事態に備えておくのが安心です。操作方法は取扱説明書に記載があるので確認しましょう。
またドライブレコーダーを装着している場合には、同様に記録媒体を抜いてしまうのが良いでしょう。
初期化するだけでも一定の効果はありますが、復元されてしまう不安もあるためです。
なお近年急激に増えている、通信SIMを搭載した「コネクティッドカー」の多くは、スマホのアプリで車両情報をやり取りすることができます。
このようなアプリでは、車両の位置情報確認のほか、エアコンやドアロックなどを遠隔操作することができます。
多くの場合、新しいユーザーが車両登録を行えば、旧所有ユーザーの権限が外れる設定となっているため、乗り換え時に何もしなくても問題はないようです。
しかし車種によっては、その後もアプリによってドアロックの解除などができてしまうケースもあるといいます。
車両を引き渡した後に車上荒らしなどのトラブルが発生した場合、あらぬ疑いをかけられてしまうかもしれません。
専用のコネクティッドアプリも、乗り換え後に削除しておくことをオススメします。
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買い取り店のスタッフに話を聞いたところ、忘れ物として共通するものがあるといいます。
それは、オーディオユニットの中のCDやDVD、SDカードや、ETC車載器の中に入っているETCカード、そしてシートバックポケットの地図帳などです。
いずれも隠れたところに入っていて気付きにくいため、車両を引き渡す際は特に注意して確認すると良いでしょう。
てっきり車検証入れのことかと。整備記録とか、車検時の請求書や領収書。納税の領収書とか車と一緒に引き渡すでしょ。
前のオーナーの住所氏名は載っているものも車検証を見れば入っていますし、いずれにしてもディーラーが引き取るにしても、中古車買取業者に引き渡すにしても個人情報は残るのでは。