“40年以上も継続販売“の“新車で買える”三菱「コルトL300」に“ド派手”カスタム仕様登場!? 三菱が尼で人気の“インフルエンサー”ユーザーを紹介
2023年3月17日、三菱のインドネシア法人は、同社が現地で40年以上も展開する「コルトL300」のカスタム車両を同社のWEBサイトで公開しました。このクルマは、SNSで人気のオーナーのカスタムカーのようです。
ド派手なコルトL300の正体は?
2023年3月17日、三菱のインドネシア法人は、同社が現地で40年以上も展開する「コルトL300」のカスタム車両を公開しました。
日本で言う“デコトラ”のような仕上がりのクルマですが、三菱はなぜこのクルマを投稿したのでしょうか。
コルトL300は、1980年代前半からインドネシアで展開されている小型トラックです。
日本では、2代目「デリカ トラック」として1979年から販売されていたクルマでした。国内の場合、1980年代後半には3代目へとフルモデルチェンジしていますが、インドネシア市場では、細かい改良やマイナーチェンジを受けながら、ほぼそのままの姿で40年以上販売されています。
現在販売されているモデルも、2022年6月28日に一部改良を実施しました。
そんなコルトL300ですが、現地で市場シェア63%という人気を誇ります。
コルトL300のボディサイズは、全長4370mm×全幅1700mm×全高1985mm(フラットデッキ仕様)と、国内で販売されている車両でいえばトヨタ「タウンエーストラック」ほど程のサイズです。
エクステリアは、40年以上も販売されているだけあって直線が多用された当時のままのクラシカルなデザイン。一部改良で、フロントグリルのクローム加飾面積を大型化したほか、バンパーのデザインも変更され、リフレッシュされました。
インテリアも、大きな改良が行われていないため、どこか懐かしさを感じるシンプルな仕上がり。改良により、スピードメーターやドアハンドル、スピーカーの位置などに変更が加えられるほか、キャブポジションが100mm高められたことで、運転視界が改善されています。
搭載されるエンジンは、最高出力99馬力・最大トルク200Nmを発揮する2.3リッター直列4気筒直噴ディーゼルターボエンジン(4N14型)で、組み合わせるトランスミッションは5MTのみです。
今回三菱は、このコルトL300に“ド派手な”カスタムを施した画像を公式Webサイトで公開しました。
このクルマは、SNSで何万人もフォロワーがいるというShofa Arief Maulana Ruziq 氏の愛車だといいます。
Shofa氏のコルトL300は、スポーティなデザインのオリジナルフロントバンパーや、追加の灯火類、バイナル(ラッピングによる加飾)、ワイドフェンダーなど随所にカスタマイズが施されるほか、ボディはマットブラックに塗装されており、小型トラックとは思えない異様な雰囲気を放っています。
インテリアでも、キルティングが多用されたクッション地の装飾が各所にあしらわれ、さながらデコトラのような雰囲気になっています。
このコルトL300は、Shofa氏が何十年も乗り継いだ愛車のようで、その走行距離は、現在35万kmに達しているようです。
このクルマについてShofa氏は次のようにコメントしています。
「多くの人が私のL300を気に入っています。このクルマは、前後のバンパーを換装し、フェンダー、ホイールキャップ、テールゲートオーニング、LEDライトを取り付けています。インテリアでは、シートやダッシュボードを合成皮革で重ね、オーディオやテレビを設置しました」
一方で、三菱のインドネシア法人は、「Shofa氏にとって、コルトL300はタフなビジネス パートナーであるだけでなく、SNSコンテンツにもなり、切っても切れない関係になっている」とコメントしています。
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前述の通り、現地で40年以上も展開されているコルトL300は、そのカスタムカーのオーナーに何万人ものフォロワーが集まる程愛される存在のようです。
また、三菱のインドネシア法人によれば、「コルトL300は、優れた耐久性のほか、優れた整備性の良さも同車の美点」とのこと。アジア市場では必ずしも全く新しいクルマへと進化するのではなく、信頼性や整備性の観点から、旧い設計のモデルにも需要があるようです。
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