中国の自動車メーカー「BYD」が沖縄に初上陸! 国際通りに「ショールーム」開店! 日本市場における今後の展望とは

世界最大級のEVメーカーであるBYDは、2023年3月16日に沖縄で初の拠点となるショールームをオープンしました。日本のEV市場でのシェア拡大を目指している同社ですが、どのような展望を描いているのでしょうか。

沖縄で初となるBYDのショールームがオープン!

 2023年3月16日、BYDの日本法人であるBYD Auto Japan株式会社(以下、BYD)は、沖縄県で初の拠点となる「BYD AUTO 沖縄 県庁前ショールーム」をオープンしました。

 この施設は、2024年に豊見城市内に開業を予定している店舗に先駆けてオープンしたショールームで、ミドルサイズの電動SUV「アット3」を常時展示しているほか、商談や試乗の案内受付も可能だということです。

BYD「ATTO 3(アット3)」
BYD「ATTO 3(アット3)」

 世界最大級のEVメーカーとなるBYDは、1995年にバッテリーメーカーとして設立され、2003年に自動車部門「BYD汽車」をスタートしました。

 自動車メーカーとしては20年ほどの歴史ではありますが、2021年の中国市場においてはEVとPHEVの合計で1年間に約60万台を販売し、全世界のEV販売台数においても米国の「テスラ」に次ぐ2位となっています。

 さらにBYDは蓄電池や半導体のみならず電動交通システムまでも手掛けており、中国市場はもちろん、世界規模で考えても最も勢いのある自動車メーカーのひとつといえるでしょう。

 しかし、日本ではその存在はそこまで知られておりません。

 BYD自身もその状況は把握しており、現状を打破すべく日本のユーザーと直接コミュニケーションを取って信頼関係を築くことを重視。

 全国各地に販売ネットワークを拡大するとともに実店舗のオープン押し進め、乗用車の販売やアフターサービスを提供することで、日本のニーズに応えるサービス体制を構築していくということです。

 今回ショールームのオープンした県庁前は、那覇市のメインストリートとして知られる国際通りの入口に位置します。近隣には沖縄県庁や那覇市役所などの官公庁施設のほか、観光スポットや大型商業施設などが集積する利便性の高いエリアなので、観光客を含む多くの人がBYDの最新モデルとふれ合うことが期待されます。

※ ※ ※

 BYDは、2025年末までに100を超える店舗を全国に作ることを目標に掲げており、2023年2月には日本1号店となる「BYD AUTO東名横浜」を神奈川県横浜市にオープン。同月には大阪府堺市に関西初出店となる「BYD AUTO堺」をオープンしました。

 さらに、2023年4月にはショールームを備えた店舗として「BYD AUTO 越谷」、「BYD AUTO 横浜中央」、「BYD AUTO 千里中央(仮名称)」など、計36の拠点がオープンする予定です。

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