「ADバン」よりカッコいい!? 日産が新型「商用車」を発表!“伝統デザイン”とスライドドア採用の新「小型バン」 独で発売
日産のドイツ法人は、2023年3月9日に新型「タウンスター EV」を発売しました。電気自動車の小型商用バンである新型タウンスターEVとは、どのようなモデルなのでしょうか。
デザインに日本の「伝統模様」が!
2023年3月9日、日産のドイツ法人は電気自動車(EV)の商用バンである新型「タウンスターEV」を発売しました。
日産は新型タウンスターEVについて「知的なエネルギー管理システムとバッテリー冷却機能を備えた、新世代の商用EV」だと説明します。
新型タウンスターEVは、日産が2013年に小型商用車セグメントに導入した商用EV「e-NV200」の成功を受けて開発されました。
新しいパワートレインに搭載された電気モーターの最高出力は90kW(122馬力)、最大トルクは245Nmを発揮し、45kWhのバッテリーは交流(AC)と直流(DC)両方の急速充電に対応。最短37分で15%から80%まで充電することが可能です。
ボディ形状は商用バンらしく積載性を重視した箱型でありながら、空気抵抗を抑えた優れた設計のため、最大300kmという余裕を持った航続距離を誇ります。
新型タウンスターEVのエクステリアには、日産の最新ラインナップモデルに共通する“新鮮でモダンなデザイン”が施されました。とくにフロントフェイスには、日本の伝統的な模様である組子文様を採用し、精巧さと上質感を演出しています。
インテリアにおいては機能性と人間工学を最優先し、10インチの液晶デジタルメーターやコネクティビティ機能など最新のシステムを搭載。日産の先進運転支援システム「プロパイロット・アシスト」も採用し、インテリジェントアラウンドビューモニターとともに、ドライバーの安全と疲労軽減をサポートします。
その他にも、ヒーター付きステアリングホイールやヒーター付きフロントシート、バッテリーから発生する熱も利用する効率的な暖房システムなどを装備し、寒冷時の快適性を大きく高めました。
積載性については、537kgから702kgの積載量(仕様によって異なる)と、2つのユーロパレットを積載するのに十分な床面積を確保しています。
日産ヨーロッパのLCVディレクター、ニコラス・ツァン氏は、タウンスターEVについて次のようにコメントしています。
「EVという分野において日産がこれまでに蓄積したノウハウは、タウンスターEVの開発に不可欠でした。高度な先進安全機能と実用性を備えたタウンスターEVは、持続可能な事業運営というニーズに応える最適なクルマだと確信しています」
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ドイツでの新型タウンスターEVの価格は、3万6700ユーロ(約528万円)から4万1750ユーロ(約600万円)です。
これ、トヨタの何だかわからないタクシー専用車よりもこっちの方がタクシーにいいんじゃないですか?