交換後の「エンジンオイルの廃油」どうしたらいい? 捨て方間違えると“罰則”も!? 正しい処分方法は
定期的に交換が必要なエンジンオイルは、自身で交換することも可能です。では正しい処分方法はどうしたら良いのでしょうか。
交換後の「エンジンオイル」正しい処分方法は?
定期的に交換の必要なエンジンオイルですが、自分で交換することもできます。
交換後のエンジンオイルの廃油は、誤った捨て方をしてしまうと不法投棄となってしまうケースもあります。ではどのように処分すると良いのでしょうか。
クルマのエンジンオイルは、エンジン内部の潤滑などをおこない、エンジンをスムーズに回転させるためのもので、定期的に交換が必要です。適正なタイミングでオイル交換することで、燃費向上やエコにも繋がります。
交換のタイミングの目安は車種によっても異なりますが、例えばトヨタでは、ガソリン車の場合、1万5000kmまたは1年ごとが標準交換時期だと説明しています。
またガソリンターボ車では5000kmまたは6か月、ディーゼル車では5000kmから2万kmまたは半年から1年ごとなどが推奨されています。
このほか、悪路走行が多かったり、山道など上り下りが頻繁な場面での走行が多いシビアコンディションのケースでは、ガソリン車の場合7500kmまたは6か月ごとなど、推奨される交換時期よりも早い頻度での交換が必要です。
そんなオイル交換は、ディーラーや販売店での依頼のほか、自身で交換することも可能です。
しかし、自分でオイル交換を行う際に問題となるのが、交換後の廃油の捨て方です。
そもそも、エンジンオイルを排水溝に流したり地面に埋めたりしてはいけません。
不適切な方法で処理してしまうと、川や土壌の汚染につながるほか、廃棄物処理法上の廃棄物にあたり、不法投棄として1000万円以下の罰金または5年以下の懲役などが科される場合もあります。
ではどのように処分すると良いのでしょうか。
まず、手軽な方法としてはガソリンスタンドやカー用品店、自治体で引き取ってもらう方法でしょう。
例えば、ガソリンスタンドを展開している出光では店舗によって引き取りが可能としており、公式ウェブサイトでは以下のように回答しています。
「オイル交換後の廃油は、家庭用ゴミと異なり産業廃棄物となります。
専門の廃棄物処理業者で処理をお願いします。
なお、出光系列のサービスステーションにおいても、有料で引き取りを行なう場合もありますので、お近くのサービスステーションへお問い合わせください」
このほか、カー用品店などでも引き取りが可能な場合があるものの、対応は店舗ごとで異なるため、事前に確認することが必要です。
また自治体の場合では、各地域によって一般ごみとして処分できるところがあります。
例えば神奈川県横須賀市の公式ウェブサイトでは、エンジンオイルの家庭ごみの分別について、「『燃せるごみ』に出してください」と回答した上で、注意点として以下のように説明しています。
「紙・布にしみこませるか、市販の凝固剤などで固めて出してください。燃せるごみは、無色透明か白色半透明の袋に入れて出してください」
このほか、福岡県大野城市の場合でも、「エンジンオイル等機器類からの廃油については、紙や布製に染み込ませるか凝固剤で固めて『もえるごみ』として出すこともできます」と説明。
最近では廃油を処理する専用の箱やパックなども販売されています。箱には丈夫なビニール袋の中に、オイルを吸収するためのおがくずや綿などが入っており、直接廃油を流し込むだけで処理することが可能など、手軽なアイテムもあります。
一方で、東京都杉並区の場合は、エンジンオイルは収集不可とされ、「専門業者に処理を依頼してください」と決まっているなど各地域によって対応も異なるので、自身の住んでいる地域のゴミの出し方についてよく確認しておくと良いでしょう。
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エンジンオイルの廃油はゴミの日に回収していない自治体もあるため、一般のゴミの日に回収してもらえるか確認が必要です。
ゴミの日に収集してもらえない場合は、ガソリンスタンドやカー用品店で回収してもらえる場合があります。
捨て方を誤ると不法投棄として罰則の対象となる可能性もあるため、廃油は適切な方法で処分しましょう。
普通にスタンドに依頼したほうが面倒がなくて良い。時間も掛からないし、年に2~3回のことで一切の面倒が無いから。いつも決めたスタンドですので安いですよ。それにオイルをケチると燃費落ちますからね。あまり良く分かっていない人って変なところばかり節約しようとして返って燃費を悪化させている気がします。
自分で何でもやる人の中にはちゃんとした人も多いと思いますが、通販で買ったと思われるタイヤを履き替えたのかサイドウォール部から切り裂いた扁平タイヤの投棄現場を目撃したこともありますし。捨てていた本数が数台分なので小さな整備工場の可能性もあり。そういう所ってオイルも下手したら下水に流している可能性もありますからね。某地元警察署のメールフォームが画像投稿に対応していなかったので投棄場所のみ通報しました。