なぜいすゞ「新型SUV」が「巨大羽なし飛行機」を牽引!? ド迫力フェイスの「D-MAX」&「MU-X」が大活躍! いすゞが豪で展開する“心温まる取り組み”とは
2023年2月28日、いすゞのオーストラリア法人は、ロイヤルフライングドクターサービス以下(RFDS)との長期的なパートナーシップを発表しました。どのような取り組みなのでしょうか。
いすゞの新型SUVが羽なし航空機を牽引!?
2023年2月28日、いすゞのオーストラリア法人は、ロイヤルフライングドクターサービス以下(RFDS)との長期的なパートナーシップを発表しました。
この発表を伝えるリリースの中には、いすゞのピックアップトラック「D-MAX」が羽のない航空機を牽引している姿が掲載されていますが、一体何をおこなっているのでしょうか。
いすゞといえば、国内では大型トラックやバスといった商用車の専門メーカーというイメージが強いかもしれません。
2022年現在、いすゞは日本国内向けに乗用車販売をおこなっていませんが、過去には「ビッグホーン」や「ベレット」「ジェミニ」など、さまざまな乗用車を日本でも展開していました。
一方海外では、現在でもSUVの「MU-X」やピックアップトラックの「D-MAX」などのオフロード車を展開しています。
そんなMU-XおよびD-MAXは、オーストラリアでは2022年10月21日にアップデートされた2023年型が発表・発売されています
そんな2023年型のMU-XとD-MAXをつかって、いすゞのオーストラリア法人はRFDSとの新たな取り組みをスタートしました。
RFDSとは、オーストラリアの地方や遠隔地に住む人々にプライマリヘルスケアと24時間体制の緊急サービスを提供する慈善団体です。ほぼ1世紀にわたって必要不可欠な医療サービスを提供しているRFDSは、23の拠点と79の航空機、183の道路輸送車両、および移動診療所からなる広範な全国ネットワークを有しており、2300人を超えるスタッフが従事しています。
今回、いすゞのオーストラリア法人は、2023年型のMU-XとD-MAXでRFDSの貴重な資産である「航空機の最先端のトレーニングシミュレーター」を牽引し、各地の教育プログラムおよび全国的なイベントのためにオーストラリア全土を走ります。
また、RFDSが新しい航空機を購入したり、救命医療機器をアップグレードするといった、あらゆる活動を今後3年間サポートするとしています。
今回の取り組みについて、いすゞのオーストラリア法人の副専務取締役である吉田浩一郎氏は以下のようにコメントしています。
「いすゞのオーストラリア法人は、RFDSによって提供される素晴らしいサービスを支援することで、地域、農村、および最も遠隔地のコミュニティの多くをサポートできるようになり、サーフライフセービングオーストラリアの継続的なサポートを補完します」
また、RFDSのフェデレーションエグゼクティブディレクターであるフランク クインラン氏は以下のようにコメントしています。
「私たちは、この新しいパートナーシップに興奮しています。これにより、フライングドクターの飛行、運転、そしてオーストラリアの田舎や遠隔地の人々にサービスを提供し続けることができるからです。このパートナーシップにより、オーストラリアの地方や遠隔地に住む人々により良い医療アクセスを提供できるようになるので、非常に感謝しています」
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MU-Xは、ピックアップトラックのD-MAXの車体構造とコンポーネントをベースに開発されたSUVです。D-MAX同様に高い悪路走破性、耐久性、けん引性能を持ち合わせたSUVとして、タイをはじめとするアセアン地域、今回2023年型が発表されたオーストラリアを含め世界60か国以上で販売されており、現行モデルは2020年に7年ぶりのフルモデルチェンジを行った2代目モデルとなります。
ボディサイズは、全長4850mm×全幅1870mm×全高1875mm、ホイールベース2855mmの7人乗りで、現在国内で販売されているクルマではトヨタ「ランドクルーザープラド」に近い立ち位置です。
2023年型にアップデートされたMU-Xに搭載されるパワートレインは、最高出力約190馬力・最大トルク450Nmを発揮する3リッターディーゼルターボエンジンで、これに組み合わされるトランスミッションは6速ATです。
価格は、MU-XもD-MAXも6万5000オーストラリアドル(約600万円)程です。
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