日本のミニバン市場の中でも圧倒的な知名度を誇るトヨタの高級モデル「アルファード」。現行型は2015年に登場した3代目モデルですが、登場から8年が経過し、SNSや各媒体などで、次期型の登場が噂されています。

　そんな噂の次期型アルファードにユーザーは何を求めるのでしょうか。SNSでアンケートを実施してみました。

　アルファードは、エントリーモデルでも350万円を超える高級車ながら、常に販売台数ランキングで上位に位置する人気のミニバン。その初代モデルは2002年に、前身となる「グランビア／グランドハイエース」から一新され「アルファードG／V」として市場に登場しました。

　その後、2008年に2代目が登場し、このタイミングから、アルファードG／VのGが2代目アルファード、Vが初代ヴェルファイアとして展開されました。

　そして2015年になるとアルファードとしては2度目、ヴェルファイアとしては初めてのフルモデルチェンジを実施、現在販売されているモデルが誕生しました。

　現行アルファードでは、「豪華」と「勇壮」をコンセプトに掲げたことでさらなる高級車路線へと進化。

　中でも、最上級グレード「Executive Lounge（エグゼクティブ ラウンジ）」では、「高級感と快適性が、より上質なおもてなしの空間を演出」というコンセプトを設定し、2列目シートを航空機のファーストクラスのような快適空間に演出したことで、これまでセダンが担っていたショーファーカーニーズも取り込んでいきました。

さらに2017年のマイナーチェンジで、アルファード／ヴェルファイア共にエクステリア・インテリアが大きく変更されています。

　そんなアルファードの現行モデルは、2023年で8年目を迎えるため、モデルチェンジサイクル的に、そろそろ次期型が登場するのではないかとSNSや一部メディアで話題です。

　それでは、次期型のアルファードにユーザーは何を求めるのでしょうか。SNSでアンケートを実施してみました。

　アンケートでは、「次期型アルファードには、どのような進化を求めますか？」という問いに対し、「4人乗り仕様など、VIPを送迎するような後席重視グレードの追加」「よりパワフルで、スポーツカーのような走行性能」「より快適な乗り心地」「燃費の向上」など11の選択肢を用意し（複数回答可）、質問してみました。

　その結果、「より快適な乗り心地」が52％で最多となり、さらなる上質な乗り心地をユーザーが求めている様子が明らかになりました。

　また、「燃費の向上」が40％と続き、現行モデルの9.9〜14.8km／L（WLTC）という燃費に不満を持つ声が聞こえてきました。

※　※　※

　次期型アルファードについて、トヨタから公式なアナウンスはありませんが、前述のように人気の高いクルマとなっているため、注目しているユーザーは数多くいることでしょう。

　一部メディアでは2023年の年央にも登場するのではないかと言われていますが、正否については不明です。今後の動向が注目されます。