車購入時の「駐車場確保」のタイミング! いつまでに確保すべき? なかなか見つからない時は?
クルマ購入時に必要となるのが駐車場の確保です。クルマを保管する駐車場を持っていない人は新たに借りる必要がありますが、どのタイミングで確保すれば良いのでしょうか。
駐車場はどのタイミングで確保したらいい?
クルマを購入時に準備するもののひとつに、クルマの保管場所となる「駐車場」があります。
駐車場として使える土地を持っていない人は、購入したクルマ用の駐車場を新たに借りる必要がありますが、どのタイミングで確保すれば良いのでしょうか。
クルマを購入する際は、自身で決めた予算内でクルマを選び、新車であればボディカラーやグレード、オプションなどを決定して、販売店と契約を交わします。
その後、納車待ちの期間を経て、納車の際に各種書類の引き渡しや操作説明などがおこなわれて納車。クルマを買うにあたって、大まかにこのような流れがあります。
ここで気になるのが駐車場の確保です。クルマを購入する時は、どのタイミングで駐車場を確保すれば良いのでしょうか。
これについて、トヨタ販売店の営業スタッフは以下のように話します。
「クルマを購入し、納車のタイミングで販売店の方からもうすぐ納車となるというご連絡をするのですが、納車の前にクルマの登録が必要となります。
登録の際は『車庫証明』が必要となるので、車両の登録までに駐車場を確保しておくのが良いかと思います」
またスズキの販売店スタッフは以下のように話します。
「クルマの契約前に駐車場が決まっているとスムーズですが、決まっていない場合は相談してもらえれば納車までのスケジュールを調整します。
必要な車庫証明の取得には時間がかかるため、クルマの購入を検討し始めた段階で駐車場探しも並行しておこなうと良いでしょう」
販売店スタッフが話す通り、納車前にクルマの登録手続きが必要となります。
登録手続きは、新車であれば新たにナンバーや車検証を取得する手続き、中古車であればナンバーの変更や車検証に記載される所有者名を変更する手続きなどのことです。
登録手続きをおこなう際に、普通車であれば「自動車保管場所証明書」、いわゆる車庫証明が必要で、この時に駐車場の場所の地図や、駐車場を確保していることを警察に証明してもらう必要があります。
なお軽自動車の場合、車庫証明と同様ですがユーザーが届けるだけで完結する「保管場所届出」をおこなう必要があります。
車庫証明の取得には数日から1週間程度かかる場合もあるため、余裕を持って準備しておく必要があるでしょう。
では、そもそも駐車場を確保していない状態でもクルマの購入は可能なのでしょうか。これについて、前出のトヨタの販売店スタッフは以下のように話します。
「クルマの契約をして注文を入れることは可能です。ただし車庫証明などの提出がないと登録作業ができないため、駐車場は契約していたくことが必要となります」
一方で、契約するユーザーの中には自宅付近での駐車場がなかなか見つからないというケースもあるといいます。
「自宅周辺の駐車場が見つからないという人は、保管場所として使用できる自宅から直線2km圏内で探してもらうようご案内しています。
契約するお客さまの中には自宅の近くで見つけられず、歩いて15分くらいかかる距離の駐車場を契約しているという方も結構いらっしゃいます」
ちなみに、一時的にコインパーキングに駐車することが認められるかを聞いてみたところ、トヨタのスタッフは「コインパーキングでは車庫証明を取ることができないので、難しいです」と話します。
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車庫証明は駐車場が自分のものであることや、貸主から駐車場を使用する許可をもらったことを示す書類も必要となります。
購入したクルマを停める適正なスペースのある駐車場を探すことに加え、これらの書類も必要となることから、クルマ購入の際の駐車場の確保は早めに検討しておくのが良いでしょう。
軽自動車の購入で、駐車場付きのアパートに住んでたら「保管場所使用承諾証明書」が必要で、都道府県警署長宛の書類。ディーラーから先に貰っておくこと。書類にはアパートの大家(不動産屋)の住所・名称などが掘られたゴム印が必要。朱印(社印)は省略可。