“ヤンチャ”仕様なトヨタ「V12最上級セダン」が高価落札!? 大径ホイール装備&過走行な「旧式センチュリー」米にて出品される

北米のオークションサイト「Cars and Bids」に1997年製のトヨタ「センチュリー」が登場しました。少し“ヤンチャ”な仕様のセンチュリーのようですが、どのくらいの価格がついたのでしょうか。

ヤンチャなセンチュリーが国外のオークションで落札

 Cars and Bidsは、アメリカやカナダのクルマを扱うオークショニア。

 そんなCars and Bidsに、1997年製造のトヨタ「センチュリー」が登場。トヨタブランドのラグジュアリーカーとして知られている同車ですが、どのくらいの価格で落札されたのでしょうか

約300万円で落札されたトヨタ「センチュリー」(Photo:Cars and Bids)
約300万円で落札されたトヨタ「センチュリー」(Photo:Cars and Bids)

 センチュリーは、トヨタ最上級モデルとして1967年に登場した高級セダン。今回出品されたセンチュリーは、1997年製から2017年まで生産されていた2代目モデルです。

 パワートレインには、最大出力約279馬力・最大トルク約47kg-mを発揮する5.0リッターのV型12気筒エンジンと4速ATを組み合わせ搭載。駆動方法は後輪駆動です。

 純正ではない20インチのWALDホイールを装備しているほか、ブレーキキャリパーが赤く塗られ、少しスポーティな“ヤンチャ”カスタムが施されています。

 車体のカラーはホワイト。インテリアでは、各シートにシートヒーターが備え付けられているほか、リアシートにはマッサージ機能も搭載、ショーファードリブンカーらしい豪華な装備です。

 また、後部座席にはスモークガラスとカーテンが装備されており、プライバシーをガッチリガード。さらにドアやダッシュボートの各所には、上品な木製パネルが配されています。

 ハンドルは日本で走行していたときと同じく、右側。走行距離は12万3800kmとそれなりの距離を走っており、フロントバンパーには傷やへこみが残っています。

 それでも、今回のセンチュリーには2023年2月11日の取引成立まで35件の入札があり、最終的には2万2500ドル(約301万円)で落札されました。

 走行距離と年式を考えれば、国内よりはかなり高額で落札されたと言えるでしょう。このような事例が近年散見され、独特な雰囲気とV12エンジンと言う唯一無二の存在であるせいもあってか、国外にセンチュリーが輸出されていっているようです。

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Writer: 鈴木伊玖馬

愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。

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