車内の一等地はどう進化? カーナビの歴史が凄かった! ホンダ「Gathers」の35年史とは
ナビ&オーディオに装備される高付加価値とは?
大画面ナビが当たり前になってきている現在においては、専用設計も当たり前になってきています。
専用パネルを最初から装着することで、9インチから11.4インチと言った大画面が最初から違和感なく装着されます。
さらにドラレコ連携が始まり映像をモニターで見たり、スマホ連携が行えるほか、インターナビやホンダコネクトでの通信機能はさまざまな情報を得ることやアップデートも定番化しています。
またリアカメラやサイドカメラも装着され始めより安全性に寄与しているなかで、カメラを活用したのが運転支援オプションの「リアカメラdeあんしんプラン3」です。
後退駐車時にカメラで駐車枠を確認してちゃんと止められるように支援、後退出庫サポートで人や物が車両の後ろを通過した際のアラート表示。
さらに、走行時の後方視覚サポートで、斜め後ろに接近車両がいることの注意喚起、後方車両お知らせサポートでは煽り運転の車両がいることをお知らせしてくれる。といった機能があります。
ホンダセンシングとして同様の機能を最近の車両には装備していますが、ホンダセンシングを選択されなかった場合や、中古で購入した場合など装備できない場合もあります。
それを補完するように、リアカメラを使ってサポートしてくる機能となり、センサーが無くてもカメラで後方車両や人物を検知してアラート。
ホンダセンシングとともに、モニターにこういうアラートを表示してくれるのは非常にありがたい装備です。

さらに音響としての付加価値は、パナソニック製ナビでは「音の匠」、DIATONE製ナビでは「DIATONE SOUND」として専用の音響セッティングをインストール。
オーディオオプションのハイグレードスピーカーを装着することでホンダ車専用セッティングを利用可能になり、標準の音響はまったく違う音楽を奏でてくれます。
聴き比べ体験もしましたが、音場の雰囲気、高音の伸びや低音の質感の良さなど、同じ音源を再生しても全然違うことを体験できるほどです。リアに大型モニターを付けてそのサウンドに浸れば立派なシアターになることも想像できます。
音響にこだわりをもって開発を続けてきたギャザズならではのこだわり部分です。
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35年という歴史を振り返り、現在のギャザズを体験し、未来のオーディオ・ナビはどうなっていくのか想像するのが楽しい体験会でした。
また1998年にスーパー耐久で活躍していたシビックタイプRが、ホンダコレクションホールにこの体験会に合わせて展示を行っていました。
Writer: 雪岡直樹
1974年東京生まれ。フォトスタジオアシスタントを経てフリーランスのフォトグラファーへ。雑誌やWeb媒体の撮影を担当。自動車雑誌の撮影と並行してユーザーインタビューやイベントレポートを担当することで、ライターとしても活動。国内最高峰のレース「SUPER GT選手権」を長年取材。新車情報やレースレポート、イベントレポートなどを雑誌やWebに寄稿する。
































































































