復活の「軽商用バン」まさかの“海外”生産開始へ! 三菱「ミニキャブ・ミーブ」が現地生産で尼市場に初投入

2023年2月16日、三菱自動車は国内メーカーで唯一の軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」を、2024年からインドネシアの合弁会社で生産すると発表しました。そこには一体どのような理由があるのでしょうか。

日本初の軽商用EVが、初の海外生産に!

 2023年2月16日、三菱自動車は、軽商用電気自動車(EV)の「ミニキャブ・ミーブ」を、2024年からインドネシアの合弁会社ミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシアで生産することを発表しました。

 今回が初の海外生産となる軽商用EVのミニキャブ・ミーブとはどのようなクルマで、なぜ海外で生産することになったのでしょうか。

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三菱の軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」
三菱の軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」

 ミニキャブ・ミーブは三菱が2011年から販売しているワンボックスタイプの軽商用EVです。

 世界初の量産型EVとして2009年に登場した軽乗用車(のちに小型車に規格変更)の「アイ・ミーブ」に続くモデルであり、現在、国内メーカーで唯一の軽商用EVでもあります。

 過去にはバン仕様とともにトラック仕様も存在しましたが、2017年にトラック仕様は販売を終了しています。また、バン仕様も2021年に生産休止していましたが、国内市場のEVシフト活発化を受けバン仕様のみ2022年に販売を再開しています。

 ミニキャブ・ミーブはアイ・ミーブにも搭載された駆動用バッテリーと、小型・軽量・高効率なモーターなど実績のあるEVシステムを搭載しており、駆動用バッテリーの容量は16.0kWh、最高出力は30kW(41馬力)、最大トルクは196Nmを発揮。一充電走行距離(WLTCモード)は133kmとなり、移動範囲が限定される配送業などでの使用を想定しています。

 また、この駆動用バッテリーをフロア中央に配置することで、荷室容量を犠牲にすることなくEVコンポーネントを搭載し、大容量の荷室を確保するとともに低重心化による優れた操縦安定性と良好な乗り心地を実現しています。

 ミニキャブ・ミーブのインドネシア生産について、三菱自動車の社長の加藤隆雄氏は「世界中で急速に進んでいる脱炭素社会に向けた取り組みにおいて、軽商用EVは物流における『ラストワンマイル問題』の最適解と考えております。アセアンにおけるEVへのニーズの高まりに応えるため、今回海外初の現地生産を決定しました」と説明しており、引き続きインドネシアの自動車産業の発展を後押しすると共に、同国の環境への取り組みにも貢献をしていきたいと話しています。

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3件のコメント

  1. 発売から十数年も経って漸く日の目を見たって、世界が三菱自動車に追い付いて来るのに時間が掛かり過ぎたのか、三菱があまりにも時代の先を行き過ぎていたのか…

  2. i-MiEVは、EVの最適解です。
    バッテリー積載量を少なくすることで軽量、安価になります。
    急速充電性能が高いので、一充電走行距離の短さを補填しています。
    i-MiEVのコンセプトでEVを進化させるべきです。
    大容量バッテリーは要らない。

  3. 四駆がないと使い物にならない
    農家より

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