まさかのホンダ新型「インスパイア」先行公開!? 「縦グリル」の存在感スゴい! 近々中国で発表なるか
新型「インスパイア」はどうなるのか?
この情報が判明したのは中華人民共和国工業情報化部(通称:工信部)のサイトです。
工信部は日本でいうところの経済産業省や総務省の業務を扱う機関となり、中国では自動車メーカーが中国国内で製造する新型モデルを正式発表する前に、その情報を工信部に届け出る必要があります。
工信部に届出された情報は基本的に毎月公開されます。
そして2023年2月10日に公開された第368編において、新型インスパイアの情報が確認されました。
添付画像からは、大まかなスタイリングは11代目アコードに準拠しているものの、差別化を図るために多少のデザイン変更がなされていることがわかります。
例えば、アコードではフロントバンパー下部の黒樹脂部分が左右端のフォグランプまで伸びていますが、インスパイアではそれが短くなっています。
また、ヘッドライトとグリルがつながる部分も若干異なる形となります。
これにより、アコードと比べて六角形のグリルがより際立つデザインになり、よりスポーティな印象を見るものに与えます。
リアに目を向けると、アコードに対して非常にシンプルな仕上がりになっていることが見て取れます。
アコードでテールライトが左右一体型になっているのに対し、インスパイアでは従来の左右独立型となっています。
これ以外には、製造・販売を行う「東風ホンダ」、車名「インスパイア」、そして搭載パワートレイン「260 TURBO」をそれぞれ表すエンブレムが装着されています。
ボディサイズは全長4979mm×全幅1862mm×全高1449mmと、すでに公表されているアコードの寸法とほぼ同一です。
また、搭載エンジンは「260 TURBO」と称されるL15CL型1.5リッター直列4気筒VTECターボエンジンと記載されています。
「260 TURBO」はトルクが260 Nmであることに由来しており、これは中国独自の名称となります。
届出されているパワートレインは現時点で「260 TURBO」のみですが、ベースのアコードにハイブリッドモデルがあることを鑑みて、インスパイアにもハイブリッドモデルが投入されることは確実だと考えられます。
届出情報ではグレードによる細かな装備の違いも確認できます。
リアのディフューザーやトランクスポイラー、ドアハンドル、ドアミラーはボディ同色塗装のものと、光沢感のあるブラックの2種類が存在するようです。
新型インスパイアがいつ頃登場するかの具体的な情報は明らかとなっていません。
しかし、工信部に届出されたということは、もうまもなくの発表を控えていることを表します。
筆者の予想だと、2023年4月に開催される上海モーターショー2023にて何らかの発表がなされるのではないかと思います。
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アコードは日本では影が薄い存在ですが、中国やアメリカでは年間20万台を販売するほどの人気車種です。
一方で、その姉妹車であるインスパイアは年間7万台程度と、大きく差が開いている状況です。
フルモデルチェンジによってこの販売状況をどれだけ改善できるかが焦点となります。
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