利用者増に伴う車中泊トラブル! 実際に起きた「トイレ利用問題」とは 「トイレに設置されているシャワーで…」驚愕のマナー違反も
最近では、クルマで寝泊まりをする車中泊がブームとなっていますが、一方で利用者増加に伴い一部のユーザーによるトラブルも発生しているといいます。ではどういったケースがあるのでしょうか。
利用者増に伴う「車中泊トラブル」驚きの「トイレ利用問題」とは
最近では新型コロナ禍の影響もあり、密を避けてひとりの空間を楽しめる車中泊が盛んになっています。
その一方で、「マナーが守られていない」「こんな使い方をするなんて驚いた」といった声が上がるなど、一部ユーザーのマナーが問題となっているのも実情です。
ではどういったケースが発生しているのでしょうか。今回は、トイレ利用について見ていきます。
SNSでは車中泊のトイレ利用について、さまざまなケースを問題視する声が寄せられています。
まずトイレの利用方法に関して、「駐車場で車中泊をしていた家族が、食べ残しをトイレに捨てに行っていた」という目撃情報があったほか、調理した魚の内臓やカップラーメンの残り汁などをトイレに流す人がいるとの声も聞かれました。
調理や食事によって出た生ゴミや食べ残し、油分が含まれるものは、トイレにそのまま流すと詰まる原因になります。
トイレをはじめ水回りの修理を多数手がけるクラシアンのウェブサイトでも、「トイレの排水路では処理しきれず、つまりトラブルとなることがあります。トイレには流さずゴミとして処理するのが理想です」と説明しています。
こうしたマナー違反は、「ゴミは各自で持ち帰る」という基本的なマナーが徹底されていないといえるでしょう。
カップ麺の残り汁などは、凝固剤を使用したり、空のペットボトルに移したりするなど、ゴミの処理までどうするかを考えることが大切です。
さらにトイレの驚きの利用方法としては、「オストメイト対応の多目的トイレに設置されているシャワーで洗髪する人がいる」という声もありました。
オストメイト対応トイレは、人工肛門や人工膀胱のある人が便や尿を流せる大便器や洗浄台があったり、人工肛門などの部位を洗浄できるシャワーなどが設置されたトイレのことをいいます。
設備を必要とする人が、必要なときに使用できるよう利用方法を守らなければいけません。
また、トイレの洗面台の利用に関しては「食材や食器を洗ったり調理する人がいる」「手を洗いたいのに歯磨きしている人が洗面台を占拠していた」という声も。
洗面台で調理をすれば野菜くずなどが排水管に詰まってしまうおそれがあるほか、本来の用途である「手を洗う」人が使用しづらくなるといえるでしょう。
これも上記の事例と同様に、水が入ったペットボトルを持参して食材を洗ったり、食器を洗う必要がないようにウェットティッシュで拭いたり、使い捨てのものを使用したりするなど、工夫やゴミ処理まで考えおくことが利用時のマナーといえます。
また、洗面台での歯磨き・洗顔については賛否が分かれますが、車中泊をおこなう人からは「すべて車内で済ませる」という声や、「歯磨きはマウスウォッシュを使う」「道の駅に併設されている温泉施設などで済ませる」「混雑しない早い時間帯におこなう」などの声がありました。
そのほかゴミの捨て方に関して、「トイレにタバコの吸い殻が捨てられていた」「袋に入ったペットのフンがトイレ内に放置されていた」という驚きの声も。
タバコの吸い殻を放置すると火災に発展するおそれもあるため、携帯灰皿を持ち歩く、ガソリンスタンドで給油をする際に処分できるか確認するなど、各自で対策を取ることが必要です。
ペットのフンなどについても、専用の消臭袋などを持参して自分で持ち帰るようにしましょう。
※ ※ ※
マナーを守って車中泊をおこなう人が多い中、一部の人がトイレを不適切に利用するなどの実態があります。
車中泊をする際にはゴミをできるだけ持ち帰る、施設の利用方法を守るなどして、皆が気持ち良く施設を使えるように配慮することが大切です。
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