かつては車の“定番装備”! 昔はガソスタで声かけも? 「たばこ装備」が姿を消したワケ

ほかにもある! 最近見かけない「装備」とは

 たばこ装備のほかにも、現在では見かけなくなった装備があります。たとえば、「コインホルダー」は最近のクルマにはほとんどついていません。

CDチェンジャーのイメージ
CDチェンジャーのイメージ

 かつては有料道路の料金所など、運転中に支払いが必要な機会が多かったため、コインホルダーがあると便利な装備のひとつでした。

 ですが現在ではETCが普及して料金所の清算が不要になったため、車内で現金が必要なシーンが少なくなっています。

 また、自動販売機やコインパーキングなど、ドライブ中に支払いをおこなう場面でも、クレジットカードやQRコード決済が使える設備が増え、現金からキャッシュレス決済に以降したことから、車内に現金を置いておく必要性が低くなりました。

 また硬貨とはいえ、外から見えるところに現金を置いておくことになるため、防犯的に避けるようになったとも考えられます。

 ちなみに灰皿が消えつつあった過渡期の頃には、灰皿を小物やコインが入れられるケースに変える純正アクセサリーも用意されていました。

 ほかにも、最近ではBluetoothでスマホと接続して音楽を聞いたりDVDを再生したりできるようになりましたが、昔はカーオーディオでCDやカセットテープ、MDなどを再生していました。

 現在でもCDプレイヤーがついているカーナビやカーオーディオがありますが、CDで音楽を聞くことが主流だった時代のクルマの装備では「CDチェンジャー」が人気でした。

 CDチェンジャーは複数のCDを入れることができ、入れ替えすることなく色々なCDを聞くことができる便利な装備でした。

 こちらも音楽がCDからストリーミング再生に変化したことで見られなくなった装備だといえます。

※ ※ ※

 かつて標準的に装備されていた、シガーソケットや灰皿などの「たばこ装備」は、今ではほとんど見られません。

 クルマに装備されるアイテムは時代の流れとともに大きく変わり、時代に合わせて見かけなくなっていくものもあるようです。

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