1億2480万円の激レア「トヨタ スポーツカー」がスゴい! 極上内装の「2000GT」を発見! どんな経緯でドイツに渡ったのか
いまや1億円超えの価格で取引されるトヨタ「2000GT」ですが、ドイツの中古車販売店でも1億円を超える価格がつけられた個体が発見されました。
なぜ2000GTはドイツに渡ったのか
トヨタの名車としていまでも多くのファンを持つ「2000GT」ですが、近年では高値で取引されています。
その多くは、1億円という価値を付けられることも少なく有りませんが、そのなかの1台が現在ドイツで販売されています。
トヨタが1965年の東京モーターショーでプロトタイプを発表し、1967年5月に発売したモデルが2000GTとなり、販売終了となる1970年までつくられたのは337台という希少価値の高い1台です。
2000GTのエクステリアデザインは「ロングノーズ・ショートデッキ」と呼ばれる英国製スポーツカーのフォルムを取り入れ、曲面を多用した流麗なファストバックが特徴。
パワートレインは2リッター直列6気筒DOHCを搭載。キャブレターを3連装し、最高出力150馬力を誇り、最高速度220km/h、0-400m加速15.9秒、0-100km/h加速8.6秒という世界トップクラスの動力性能を達成しました。
足回りは、サスペンションに4輪ダブルウィッシュボーンを採用し、4輪ディスクブレーキ、マグネシウム製ホイールを装着するなど、日本の量産車として初搭載されるものあります。
インテリアは、ヤマハとの業務提携により、ウォールナットやローズウッドといった木材を活かした質の高い内装が特徴です。
これは、ピアノなど楽器の製造ノウハウを持っていたヤマハの木工技術があったからこそといわれています。
そんな2000GTの新車価格は238万円となっていましたが、これを現在の価格にすると2000万円くらいだといいます。
また2020年7月にTOYOTA GAZOO Racingは、「GRヘリテージパーツプロジェクト」として2000GTの補給部品を復刻し国内外向けに再販売するなど、現在でもその動向は注目されています。
一方これま国内外のオークションに度々出品されており、2020年には91万2500ドル(約1億1700万円)で落札されたほか、それ以外でもほとんどが1億円前後の価格で取引されているようです。
そうしたなかで、今回ドイツにあるクルマの仲介販売を専門とするBastian Voigt Collectors Cars GmbHが海外の中古車流通サイト「Classic Trader」に2000GTを出品しています。
この2000GTは1967年式の右ハンドル車となる個体で、走行距離は2万2765キロと記録されており、出品者は次のように説明しています。
「私たちのクルマは、生産初年度の1967年に日本で新車販売されました。
色はペガサスホワイト、内装はブラック、マニュアルミッションでオーダーされました。2000GTの大半は日本で販売されたため、右ハンドル車です。
このクルマは2013年まで日本にあり、オーナーは2人だけだったといわれています。その後、英国に売却され、1人のオーナーがましたが、2015年に現在のドイツ人オーナーに売却されました。
過去には、一度シルバーに再塗装されています。約20年前に日本でレストアされ、オリジナルカラーに再塗装されました。下回りは、ここドイツで経験豊富な専門家により徹底的に手直しされ、シーリングされました。
インテリアは驚くほど良好なオリジナルコンディションを保っています」
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そんな2000GTの価格は77万9640GBP(約1億2480万円) となっており、前述のように1億円を超える価値があるようです。
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