ガチワイルドなトヨタ「ハイラックス ローグ」披露! 「タフ感」マシマシ豪州モデルにプラスしたカスタムとは
群馬トヨタグループが東京オートサロン2023でカスタマイズカーを展示しました。そのなかの一台であるトヨタ「ハイラックス」のカスタマイズカーは、かなり凝った仕様となっているようです。どのような内容なのでしょうか。
まさかの「海外仕様ハイラックス」をカスタム
群馬トヨタグループは、2023年1月13日から15日まで3日間、千葉市美浜区の幕張メッセで開催された「東京オートサロン2023」に3台のカスタマイズカーを展示しました。
そのうちの1台である、ピックアップトラック「ハイラックス」をカスタマイズした「GTG HILUX ROGUE OVERLAND」は、どのようなカスタムカーなのでしょうか。
ハイラックスは、1968年に初代の発売を開始。現在では、約180の国と地域で販売されるグローバルモデルとして展開されています。
8代目モデルとなった現行ハイラックスは2017年9月にデビュー。約13年ぶりに日本市場へ復活を果たしました。2020年8月にはエクステリアや安全性能などを刷新したマイナーチェンジモデルが登場しています。
この現行ハイラックスを群馬トヨタグループ(GTG)内の四輪駆動車カスタム部門「RVパーク」がカスタマイズを施し、東京オートサロン2023のGTGブース内で展示しましたが、よく見ると日本で販売されているモデルとは細部の様子が異なっています。
展示された「HILUX ROGUE OVERLAND(以下ハイラックスオーバーランド)」のカスタム概要についてGTGは「ハイラックスのオーストラリア仕様(ワイドボディ)をベースにOVERLAND CONCEPTを仕立てました」といい、このハイラックスが豪州仕様であることを明かしています。
ハイラックスオーバーランドをよく見ると、日本仕様にはない無塗装樹脂のオーバーフェンダーを装備しておりワイドボディ化されているほか、特徴的な台形グリルの周りも同様に無塗装樹脂のプロテクター感のあるデザインとなっています。
また、右Aピラーには渡河を想定したシュノーケルを装備しており、トヨタエンブレムが入っていることから現地で用意されるアクセサリーの模様です。
さらに、内装を細かくチェックすると日本仕様では設定もないJBLのスピーカーも装備しており、現地の最高峰グレードである「ハイラックス ローグ」グレードをベースにしていると考えられます。
RVパークの担当者は「オーストラリア仕様はこの大型オーバーフェンダーが特徴です。現地の荒野を走行することを想定し、ワイドトレッド化され、また足回りも日本仕様とは違った専用のものを装備しています」と話します。
このオーストラリア仕様をRVパークがさらにカスタマイズし、IPF製4灯のドライビングライトやブロンズのスキッドプレートを装備。タフな印象を強めています。
足回りはオーリンズ製ツインショックで固められ、ホイールはTCDアジアのブロンズホイールを装着。リムが深く複雑なデザインで足元を引き締めています。
ハイラックス最大の特徴ともいえる荷台部には、「TOYOTA」ロゴの入った荷台用ラックを装備しました。スタック時の脱出用プレートのほかに、上部にはルーフトップテントが格納され、冒険心を掻き立てるようなテイストに仕上げています。
RVパークの担当者によれば「さすがにこのオーストラリア仕様を国内で販売する予定はありませんが、今後の反響次第ではひょっとすると、ということもあるかもしれません」とのことです。
タフ感全開のハイラックス ローグの、国内導入の可能性はゼロではないのかもしれません。
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