「合わない軽油」命取りに? ディーゼル車、冬のドライブは要注意

寒冷地の軽油で暖かい地域を走っても、問題が

 では、冬の北海道で入れた軽油で、暖かい地域を走るとどうなるのでしょうか。

「軽油の種類の違いは、着火性能にもあります。寒冷地の軽油は低い温度でも着火しやすくつくられているので、気温の高いところで使うと、不必要に揮発して、環境に悪影響を与えます」(石油連盟)

 また地域のほか、季節によっても異なる軽油の種類。「季節の変わり目」になると、販売店は使用のガイドラインへ従って、一斉に軽油の種類を入れ替えるのでしょうか。

「ガイドラインはあくまで目安なので、厳密に何月何日から一斉に種類を替えるということはありません。在庫の状況と、供給する側との調整で入れ替わっていきます。異なる種類を混ぜてはいけないことはないので、入れ替えの時期は性能が段階的に変わっていくのが実情でしょう」(石油連盟)

 普段は気づかないかもしれませんが、販売店でその地域の気候に合った軽油を提供しているからこそ、安心なドライブができるのです。

【了】
提供:乗りものニュース

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