「若者のクルマ離れ」は過去の話? 実は「クルマの関心度」高まっている結果も! 時代の流れで変化する現状とは
実際に都市部と地方部でどのような需要があるのか?
では、実際にクルマを販売するディーラーの現状はどうなのでしょうか。
最初に新車を販売する都市部と地方部のディーラーはそれぞれ以下のように話しています。
「来店頂いた若年層のお客さまの傾向としては、コンパクトカーや軽自動車を検討されるお客さまが多く、やはり維持費を意識されているようです。
また遠出よりは日帰りメインの移動が多いお客さまがわりかし多いのではないでしょうか」(都市部のディーラー)
「若い人の傾向としては、軽自動車やコンパクトカーといった定番車種以外に最近ではSUVが人気です。
またアウトドアや車中泊という需要もあり、アウトドア用品の積載性や使い勝手を気にされるお客さまが多い印象です」(地方部のディーラー)
この都市部と地方部のディーラー以外にも話を聞いたところ、おおよそは都市部では自分の移動がメインとなり、地方部では移動に加えて趣味に繋がる使い方がメインにあるようです。

では中古車ではどうなのでしょうか。同じように都市部と地方部の中古車ディーラーは、それぞれ以下のように話しています。
「若い人では軽自動車やコンパクトカー、SUVといった車種を探されている人がいる印象です。
最近では新車の納車待ちが話題となっているので比較的高年式の個体を選ばれるお客さまも増えています。
そのほか、安くて自分の好みにあったクルマを探したいという熱量の高い人もそれなりにいる印象です」(都市部の中古車ディーラー)
「基本的には初めてのクルマというカタチで軽自動車を検討されるお客さまが多いですが、なかには『このクルマが乗りたいから免許を取った!』という人も来店されます。
その多くは、自分の父親が昔乗っていたなど、親がクルマ好きな世代だったということも影響しているようです」(地方部の中古車ディーラー)
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またそのほかの中古車ディーラーでも最近の若年層は「自分がほしいもの」を明確な条件としている人が多いといい、これは前述の自分の個性を主張するという部分にも繋がっているといえます。
こうしたいまの若者は、決してクルマから離れているのではなく、さまざまな事情で購入出来ないながら、興味・関心はひと昔前の若者よりあるのかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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