ついに登場「サイバー車検証」 「すごい」けど「なくしそう」「夏大丈夫?」 SNSの反応は賛否両論?
2023年1月からクルマの車検証が「電子化」されました。SNSでは新しい形となった車検証を手にしたユーザーからさまざまな意見が投稿されています。
「サイバー」な車検証が登場もすでに賛否両論
車検証(自動車検査証)は、クルマの所有者などの情報や、車体の大きさやエンジンなど動力装置の性能といった情報が記載され、クルマと一緒に携帯することが義務付けられている大切な書類です。
そんな車検証が新しくなり、2023年1月よりICカードを内蔵してサイズも小さくなった「電子車検証」の交付が開始されました。
国土交通省は2020年5月に道路運送車両法の一部を改正する法律を公布し、情報処理を「電磁的方法」による記録をおこなう、つまり電子化することを明らかにしました。
これまでは車検を受けた後などにより新しい車検証の交付を受けるには、直接運輸支局(陸運局)などに出向く必要がありましたが、電子化によって内蔵のチップにデータを入れることで、整備工場などでデータを更新すればそのまま新しい車検証として使えるという利点があります。
電子車検証は郵便はがきと近い大きさのA6サイズ相当(105mm×177.8mm)の厚紙となっており、従来のA4サイズ相当よりも小さく、分厚くなっています。
記載される情報は限られており、車検の満了日(車検証の有効期間)や使用者・所有者といったものは表示がなくなりました。
これらの表示のないものは、スマートフォンなどで「車検証閲覧アプリ」を使用し、確認することができます。
2023年1月4日から新しい電子車検証が交付されはじめましたが、SNSでは早くもさまざまな意見が飛び交っています。
「車検証小さくなって驚いた!」「いざ扱いはじめるとちっちゃ!」「アプリで読める!すごー」などと、電子化されたことを知らずに驚く声が多く見られたほか、コンパクトにまとまっていることや記録されている情報をアプリで読み取ることを知り驚く声も。
なかには「どんどん電子化してほしい」と、早速電子車検証を評価する投稿も見られました。
しかし、「気をつけないとなくすかも」「車検証ケースにいれるには中途半端なサイズだな」など、小型化されたことで紛失のリスクが高くなることを心配する声や、クルマ関連の仕事をしていると思われるユーザーからは「お客さんのクルマから探すの大変だな…」「余計な仕事増えるだけですよ」「慣れるまで大変かも」と、今後車検証を使用する業務では手順が増えることなどを憂慮する意見も見られます。
さらに、ICチップで情報を読み取ることに関してはとくに懐疑的な意見が多く、「磁気を殺しそう…」「夏場のチップ大丈夫?」と、炎天下でクルマを駐車した際などに、チップが高温にさらされることによって読み取りができなくなることを想定したユーザーもいました。
「警察は車検証の確認どうするのかな?アプリで提示できないと違反とかないよね」と、警察に止められた際の確認方法を気にしているユーザーもいるようです。
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SNSでは電子車検証の存在がまだ十分浸透していない様子ですが、今後さらに普及していくにつれて、活用方法や改善点が出てくることが予想できます。
電子車検証がユーザーにとってメリットになるかどうか、期待されます。
陸運支局ってことは軽自動車は関係ないってことでOK?
ナンバーから警察や役所、自動車販売業者など権限を持つ者がデータベースから読み出せるようにしなさい。所有者や使用者のマイナンバーや法人ナンバーに紐付けてもいい。
紙やカードなどのモノをユーザーに持ち歩かせることが前提の前時代的なシステムは根本から改めるべき。