トヨタが新型「レビン」を初披露目! スポーティ顔のメッシュグリル採用! 第5世代ハイブリッド仕様を広州ショーで公開
新型「ハイランダー」も第5世代THS搭載!
そして同じ発表の場ではレビンに加えて、ロングホイールベース版のレビンGT、そしてカローラクロスの姉妹車であるフロントランダーも第5世代THS搭載モデルが発表されました。
そして2023年までに順次シエナ、ヴェンザ(ハリアーの姉妹車)、ワイルドランダー(RAV4の姉妹車)、C-HR、カムリ、ハイランダーに搭載し、全部で9車種に増やしていくことも発表されています。
現在日本で展開されている第5世代THS搭載車種はノア/ヴォクシー、カローラシリーズ(カローラクロス除く)、そして新型プリウスです。
ここからわかることは、その搭載車種がさらに増える可能性があるということです。
日本でも展開されているカローラやカムリ、C-HR、カローラクロス、ハリアー、そしてRAV4が中国では第5世代THSを搭載することになるので、早ければ2023年中にも日本向けのこれら車種がマイナーチェンジを受け、第5世代THSに更新されることになるかもしれないということです。

また、ハイブリッド以外での電動化へのコミットメントも明言されました。
電気自動車においては自社開発の電気自動車以外にも、広州汽車と共同で開発したモデルを「bZシリーズ」から展開することも発表。
そしてMIRAIをはじめとする燃料電池車も今後ますます中国で拡大させていくため、燃料電池車のカーシェア事業などにも力を入れていくことを表明しています。
中国は電気自動車一辺倒の国と思われがちですが、実は違います。
中国メーカーも同様にハイブリッド車やプラグインハイブリッド車を支える存在である内燃機関の改良に日々尽力し、より高熱効率な新エンジンを続々とリリースしています。
また、水素という選択肢も積極的に注目されていくことでしょう。
まだまだ競争が激しいハイブリッド市場において、ハイブリッドのパイオニアとしてその名を歴史に刻んでいるトヨタがどのように存在感を発揮し続けるのか、注目です。
Writer: 中国車研究家 加藤ヒロト
下関生まれ、横浜在住。2017年に初めて訪中した際に中国車の面白さに感動、情報を集めるうちに自ら発信するようになる。現在は慶應義塾大学環境情報学部にて学ぶかたわら、雑誌やウェブへの寄稿のみならず、同人誌「中国自動車ガイドブック」も年2回ほど頒布する。愛車は98年式トヨタ カレン、86年式トヨタ カリーナED、そして並行輸入の13年式MG6 GT。



















