スズキ新型ミニバン「イーコ」に“ご先祖様”が存在!? 4m切りボディに7人乗れる「低価格コンパクトミニバン」とは
スズキのインド子会社「マルチ・スズキ」から発売された新型ミニバン「イーコ」。じつは日本でも似たようなモデルが発売されていました。
手軽なスズキ新型ミニバン「イーコ」に先祖が存在?
スズキのインド子会社「マルチ・スズキ」は2022年11月22日、新型コンパクトミニバン「イーコ」を発売しました。
じつは日本でもイーコの「先祖」ともいえる似たようなモデルが発売されていました。
マルチ・スズキ「イーコ」は、インドのスズキ現地法人が2010年から販売しているミニバン。発売以来97万5000台以上が販売され、マルチ・スズキは「インド国内でもっとも売れているバン」としているベストセラーモデルです。
ボディサイズは全長3675mm×全幅1475mm×全高1825mmと、特に全長は非常にコンパクト。5人乗り・7人乗りが選べる乗用タイプと、商用タイプの2人乗り仕様がラインナップされています。
そんなイーコですが、2022年11月22日には約81馬力を発揮する新エンジンやデジタルメーター、拡大されたカーゴスペースを持つ新型が発表されました。
約3.7mの小型ボディに約87万円(現地価格)からという低価格で、7人乗りが設定されているということもあってか、「こういうので良いんだよ」「どんどんカスタムしてくださいといわんばかり」「こういうのトランポでよさそう」などと、SNSでは小型のシンプルなミニバンを必要とするユーザーや、車中泊やバイク積載仕様などにカスタムしたいユーザーなど、一部ユーザーの間で話題となったようです。
そんなイーコですが、同様なサイズを持つ7人乗りのコンパクトミニバンが日本にも設定されていたのです。
それが、今から23年前の1999年6月に登場した「エブリイ+(プラス)」。
エブリイプラスは軽ワンボックス「エブリイ」をベースにボディを拡大し、最大出力85馬力の1.3リッターエンジンを搭載する、キャブオーバータイプのワゴンです。
ボディサイズは全長3675mm×全幅1505mmとほぼイーコと同等。さらに3列シート7人乗りを用意している点もイーコと類似しています。
エンジンを車体中央に搭載することで居住空間を確保しているほか、前席・2列目シートはフルフラット化も可能で、車中泊ユーザーにも向いた設計です。3列目もワンタッチで畳めることができ、高い積載性も実現しています。
欧州基準に基づくテストをクリアした衝撃吸収ボディや、全車に運転席・助手席エアバッグやABSを装備するなど、当時としては高機能なミニバンでした。
新車時の価格は141万円からとイーコと比べると幾分高価ですが、今200万円以下で新車購入できるミニバンは国産メーカーでは存在しないため、もし今販売されていれば十分魅力的なクルマといえるでしょう。
なお、エブリイプラスは2001年にマイナーチェンジされ、「エブリイ ランディ」という名称へ変更されているほか、外観にメッキパーツが採用され、少しイメージが変わって登場しています。
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エブリイ ランディは2005年にベースのエブリイがモデルチェンジしたことをきっかけにシリーズに幕を閉じて以降17年以上が経過しますが、中古車サイトなどで探せば、まだいい個体が見つかるかもしれません。
日本販売で、この価格であれば、スズキでも買うな
エブリイランディ、スパーキー(トヨタ)、アトレー7(ダイハツ)
この三種が似たようなサイズでとてもよったんですけどね。
無駄にデカくしてるほうが儲かるのかな