「ベンツで車中泊!?」小型ミニバン 新型「EQT」に純正「キャンピングカー」登場! 「ルーフテント」仕様は2023年後半より欧州発売へ
メルセデス・ベンツは、欧州で近日発売予定の小型ミニバンEV(電気自動車)「EQT」向けに車中泊用キット「マルコポーロ モジュール」を発表するとともに、2023年後半発売に予定するキャンピングカー仕様のコンセプトカーを公開しました。
車中泊キットは近日発売! キャンピングカー仕様も2023年後半市販化へ
メルセデス・ベンツは2022年12月2日、欧州で発売される新型「EQT」に、車中泊用の純正アクセサリーキット「マルコポーロ モジュール」を近日設定すると明らかにしました。
あわせてEQTに今後追加予定のロングホイールベース版に、ポップアップ式ルーフテントを備えたキャンピングカー仕様「コンセプトEQTマルコポーロ」も公開し、2023年後半に市販化することも明らかにしました。
EQTは、メルセデス・ベンツのEV(電気自動車)ブランド「メルセデス・EQT」に新たにラインナップされた小型ミニバン。
2022年4月に発表されたばかりの新型「Tクラス」をベースに誕生しました。
2列シート、5人乗りで、後席両側にスライドドアを備えた車体のサイズは、全長4498mm×全幅1859mm×全高1819mm(ショートホイールベース版)。
近日欧州で発売を開始した後、車体を延長したロングホイールベース版も追加される予定だといいます。
最高出力90kW(122hp)、最大トルク245Nmを発揮する45kWhバッテリー搭載モデルから発売され、欧州での価格は、約4万9000ユーロ(約714万円)からとしています。
そんなEQTには、家族のための小旅行が楽しめる車中泊用純正アクセサリーキットのマルコポーロ モジュールが設定されます。
ベッドユニットや窓ガラスに取り付ける遮光シェード、防虫機能付き換気グリル、小物用のウィンドウポケットが標準装備。
後席を倒して展開するベッドユニットのサイズは縦2メートル、横1.15メートルの大型サイズで、マットレスは10cmの厚さを確保した本格的なもので、折りたたみ式のため使用しないときには後部に収納できます。
またオプションで、15リットルの冷蔵庫やカセット式のガスコンロ、12リットルの水タンクを備えたシンクなどをセットしたキッチンユニットや、キャンプチェア2脚と、車内のほか車外でも利用できるテーブル1脚も用意しています。
これらスタイリッシュかつクリーンなデザインの各パーツは、アンスラサイト(ダークグレー)でコーディネイトされます。
マルコポーロ モジュールの価格は未定で、近日欧州の各メルセデス・ベンツ販売店でオーダー可能になる予定です。
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さらに新型EQT発表にあわせ公開されたコンセプトモデルが、ポップアップ式ルーフテントを備えたキャンピングカー仕様のコンセプトEQTマルコポーロです。
今後追加予定のロングホイールベース版をベースに造られたもので、車内にはマルコポーロ モジュール同様の2メートルサイズのベッドユニットがおさまるほか、ポップアップルーフには長さ1.97メートル×幅0.97メートルのルーフベッドが備わります。
ポップアップルーフ上にはソーラーパネルも装備され、車外での充電も可能な追加のバッテリーユニットとともに、自給自足の電力によるキャンピングカーライフを楽しむことができます。
車内のリアウィンドウには電気式の遮光システムを備え、カーテンを不要にするほか、後席には埋め込み式のシンクと冷蔵庫ボックス、さらにIHコンロとカセットガスコンロ、電動調整可能な折りたたみ式テーブルなどの家具ユニットをセットすることで、キャンピングカーの機能を十分に有しています。
一方でこれらの家具ユニットは、2名が5分で取り外すことも可能とし、通常時はミニバンとして利用することも可能です。
メルセデス・ベンツでは、このコンセプトEQTマルコポーロをベースにした電動キャンピングカーを2023年後半より欧州で発売する予定だとしています。
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