高騰は“国産スポーツカー”だけじゃない!? トヨタ「最大級SUV」が新車価格の2倍で落札! 全長5m&全幅2m超えの「メガクルーザー」とは

Cars and Bidsは、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニア。同サイトで2022年11月26日に1996年式トヨタ「メガクルーザー」が出品され15万2000ドル(日本円換算で約2052万円)で落札されました。

トヨタ最大級SUV「メガクルーザー」が2000万円越えで落札!

 Cars and Bidsは自社が運営する同名のオークションサイトで、アメリカやカナダにあるクルマを競売にかけるオークショニアです。
 
 2022年11月には、1996年式のトヨタ「メガクルーザー」が出品され、15万2000ドル(日本円換算で約2052万円)と新車価格の2倍以上の金額で落札されました。
 
 国産車でありながら日本でもほとんど見かけることのないメガクルーザーは、どのようなクルマなのでしょうか。

新車価格の約2倍で落札されたトヨタ「メガクルーザー」(Photo:Cars and Bids)
新車価格の約2倍で落札されたトヨタ「メガクルーザー」(Photo:Cars and Bids)

 メガクルーザーは、1996年にデビューした防衛省に納入される高機動車をベースに市販化した四輪駆動のSUV。ボディサイズは、全長5090mm×全幅2170mm×全高2075mmの超大型ボディで、その成り立ちや形がGM「ハマー」と近しいことから“和製ハマー”の異名を持ちます。

 大きなボディでも小回り性を向上させるために、前後のタイヤが逆向きに操舵される4WSを備え、最小回転半径が5.6mとトヨタ「RAV4」よりも高い旋回性能を誇ります。

 パワートレインには最高出力170馬力・最大トルク43.0kgmを発生する4.1リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、これに4速ATが組み合わされます。

 また駆動方式は、フルタイム4WDでデフロック機構を装備、泥濘地や雪道などでの駆動力確保に有効な後輪の空気圧調節機能も装着可能で、高い悪路走行性能を誇ります。

 そんなメガクルーザーも、2001年には販売を終了しています。出品者によると、その間に生産された台数はわずか150台未満といいます。

 今回オークションにかけられたメガクルーザーは、1996年式モデル。走行距離は約4万3700kmで、年式を考えると低走行です。

 2022年5月に日本より輸入され、今回オークションに出品されました。

 外装色は白、内装色はグレー。パイオニア製「カロッツェリア」ナビゲーションとモニターが装着されていること以外は、特段変更点は見受けられません。キーも2本、日本語の新車解説書、修理書、配線図集が付属されてるのもポイントです。

 全体的に飛び石キズなどはあるものの、25年以上経過している車両であることを考慮すると比較的程度の良い車両と言えるでしょう。

 出品地域はアメリカ合衆国・オレゴン州シスターズです。

 発売当時、国内では新車価格およそ1000万円弱で販売されていたメガクルーザー。今回出品された個体は、2022年11月26日に34回の入札の後、15万2000ドル(日本円換算で約2052万円)と新車価格の2倍以上の金額で落札されました。

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