人気ミニバンの新型車「トヨタ」「日産」「ホンダ」揃った! SNS上では1番人気「ステップワゴン」が「あんま売れていない」謎!?

2022年は、1月にトヨタから新型「ノア」「ヴォクシー」が、ホンダからは5月に新型「ステップワゴン」が、そして日産からも11月28日に新型「セレナ」が発表され、ミニバンの当たり年といえます。SNSでははやくも「どれが好き」との議論も白熱しているようです。

2022年はミニバン豊作の年! 欲しいのは「どのミニバン」!?

 2022年11月28日、日産は主力ミニバン「セレナ」を6年ぶりにフルモデルチェンジしました。
 
 1月にはトヨタが先行して「ノア」「ヴォクシー」を、そして5月にはホンダが「ステップワゴン」をそれぞれ刷新しており、2022年はミニバンの当たり年といえますが、そんななかSNS上では「どのミニバンが欲しいか」について、盛り上がりをみせています。

2022年に相次いでフルモデルチェンジした各社の新型ミニバンが勢ぞろい![写真は左上から時計回りにトヨタ「ヴォクシー」/日産「セレナ」/トヨタ「ノア」/ホンダ「ステップワゴン」]
2022年に相次いでフルモデルチェンジした各社の新型ミニバンが勢ぞろい![写真は左上から時計回りにトヨタ「ヴォクシー」/日産「セレナ」/トヨタ「ノア」/ホンダ「ステップワゴン」]

 新型セレナは、歴代モデルで評価を集めた室内の広さや使い勝手の良さはそのままに、移動時の快適性向上や先進技術の搭載を図りました。

 日産が「上質さと先進性を兼ね備えた」と説明する内外装について、SNS上では早くもそのデザインについての話題が始まっています。

 そんななかで目立つのが「トヨタやホンダのライバルと比べてみてどのデザインが好きか」という「議題」です。

 新型セレナは「迫力がある」「エルグランドみたい」といった声の一方で「ギラついている」と敬遠する声も。

 これはノア/ヴォクシーについても同様で、そうした「ギラつき顔」を避ける層の多くが「ステップワゴンがいい」「シンプルで好ましい」と語る傾向にあることが注目されます。

 新型ステップワゴンは、シンプルななかに上質さを狙った「ステップワゴン AIR(エアー)」と、力強さと品格ある佇まいを狙ったエアロモデル「ステップワゴン SPADA(スパーダ)」シリーズが用意されていますが、シンプルさを好む層にはとりわけステップワゴン AIRが魅力に映るとしています。

 そんなSNS上の声を裏付けするため、販売台数の推移と比べてみましょう。

 一般社団法人 日本自動車販売協会連合会(自販連)調べによる2022年1月から10月までの車名別新車販売台数によると、意外にもモデル末期のセレナが4万9828台とトップです。

 次いでノアが4万7354台、ヴォクシーが4万5455台。ただし2台を合算すれば、セレナを大きく上回る9万2809台に及び、これは販売台数ランキングなら上位5位以内に入る実力を示しており、新型ノア/ヴォクシーが文字通り「バカ売れ」状態だといえるでしょう。

 対するステップワゴンは、ライバルから半分近い2万8602台に留まります。

 実際のところ新型ステップワゴンが発売を開始したのは2022年5月27日なので、合算するタイミングが悪いとも映ります。

 しかし10月単月で見ても、セレナ4446台、ヴォクシー7201台、ノア7166台に対し、ステップワゴンは3075台と、新型登場後も販売台数が伸びないどころか、モデル末期のセレナにすら追い付いていないのも事実なのです。

 ここ1、2年にかけて、半導体不足に代表される世界的な部品供給遅れにともなう工場の生産調整が各社でいまも続いており、各社とも納車待ちに悩まされている現状があります。

 新型ステップワゴン発売1か月後の受注台数について、ホンダは6月27日に受注台数が「2万7000台を超えた」と発表し好調ぶりを伝えています。しかし5月から10月までの実際の販売台数を合算してみると2万1592台にとどまり、受注台数には至りません。

 しかもこの数値のなかには旧型も含まれていることからみても、いまなお新型ステップワゴンの納車待ちが続いていることがうかがえます。

※ ※ ※

 上記の発表でもうひとつ、興味深いデータがあります。それはホンダが発表しているグレード別の受注比率です。

 シンプルなデザインがSNS上で絶賛を浴びたステップワゴン AIRの販売比率は、ガソリン車とe:HEV車を合わせても15%にすぎません。

 新型ステップワゴンの発売当初、首都圏近郊のホンダ販売店で話を聞いたところ、営業スタッフは次のように教えてくれました。

「最初はAIRを気に入っていても、装備面でSPADAのほうが充実しているため、結果的にそちらを選ぶケースが少なくない」

 販売比率ではSPADAシリーズが85%を占めていることからも、多くのユーザーはシンプルすぎるデザインを選択しなかったのは純然たる事実で、SNSの声が必ずしもすべてを表している訳ではないことを物語っています。

 この先トヨタ、日産、そしてホンダの各新型ミニバンの販売がすべて揃ったタイミングで、販売数値がまたどう変化していくのか、まだまだ興味は尽きないところです。

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7件のコメント

  1. ステップワゴン新型は当初5月納車と言われたが、遅れる可能性があるとのことで型落ちのスパーダを買いました。
    その後販売店に聞いたところ、新型は半導体不足の影響で8月以降と言われました。
    販売開始と半導体不足が重なっているのでステップワゴンを他と同条件とするのはフェアではないと
    思います。

  2. ここのサイトは、どうしてもステップワゴンが売れていない事にしたいみたいだな

  3. またこの記事だね。セレナモデル末期なのにノアヴォクと変わらず、ステワゴ置き去りにって書き方。そもそも各社の生産可能台数が違うから、この比較意味ないよね。部品、完成車の在庫抱えて値引きして売った車と(営業努力は凄いと思いますよ)、半導体不足で作れなくて登録台数上がらなかった車比べでもね。月間5000台って言ってたホンダだから、会社的にはOKじゃないんですかね。バックオーダーの数もわからんし。セレナ新型はこれから、トヨタホンダはバックオーダーこなしてからが勝負じゃない?まあ他社と比較してるかわからんけど。

  4. AIRとSPADAとの比較なら装備の違いじゃないかと。AIRのデザインの方が気に入っていても選べない装備が多いから…。論点の持って行き方が雑。

  5. 半導体不足で納車が遅れてるのは
    トヨタ、日産、ホンダ全てに言える
    事だから販売台数比較には影響ないね。
    実際に車を買う層の人はギラツキ顔が
    好きなのは事実で、車を買えない層の
    ネット番長はなぜかステップワゴン推し
    が多いのは理由は分かりません!

  6. ホンダさん、せっかくステップワゴンAIRという内装外装とも良い感じのグレード用意したのにその装備じゃ買いませんってAIRにもちゃんとプレミアムラインまでの装備要因してくれ

  7. この記事を書く人なのか、このサイト自体なのかは分かりませんが、とにかくステップワゴンが売れていない人気がない事にしたいのだろう。
    いつも思っていたのだけど、ノア、ヴォクシーはそれぞれ別の車なのだから分けて考えないのかな?
    ステップワゴンについては、Airにもスパーダの装備とかAir、スパーダそれぞれの限定色がそれぞれに使用出来れば売れるんだろうな。マイナーチェンジの時とかに出てくるのかな。

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