四駆のスバルなのに「なんでや…」最小SUV「新型レックス」なぜ2WDだけ? 初の小型SUV投入の狙いとは
スバル車でも2WDのSUVが必要な訳
近年SUVが広く普及して、アウトドア派のユーザーだけでなく、普段使いメインのユーザーが多く乗るようになり、悪路を走らないから4WDが不要という人も増加。そのため各自動車メーカーは2WDのSUVもラインナップしています。
対するスバルは、これまではSUVに限らずセダンやワゴンでもAWD(4WD)をメインとし、購入者のAWD率は98%を誇りますが、以前から「2WDのSUVが欲しい」という要望もあったといいます。

そこで、XVの後継車となる新型クロストレックにはAWDとFWD(2WD)を設定し、ユーザー層拡大に乗り出しました。
新型になって性能が大きく向上しているものの、新型クロストレックではFWDも用意したことで、スターティングプライスが従来XVの2リッターハイブリッドとほぼ同じ266万2000円を実現。
一方で、XVに設定されていた1.6リッターガソリン車が廃止され、価格が安いSUVの空白を埋めるべく、新型レックスが投入されるという背景もあるようです。
また、地方部では1人1台クルマを所有することも多く、セカンドカーとして小さなクルマが求められています。
軽自動車から撤退したスバルですが、「シフォン」「ステラ」「サンバー」など、それぞれ「タント」「ムーヴ」「ハイゼット」といったダイハツ軽のOEM供給を受けてラインナップを拡充。
新型レックスも同様に、ファーストカーでスバル車に乗っているユーザーが、セカンドカーとして購入するという受け皿的な役割を担っているといえそうです。
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レックスという車名について、「まさかレックスが復活するとは…」「昔乗っていた懐かしい軽自動車」「おじさんにはレックスって軽のイメージしかない」といった反響もありました。
スバルではダイハツ「トール」(トヨタ「ルーミー」)のOME車として「ジャスティ」をラインナップしており、こちらもかつてのスバル車の車名です。
新型レックスもジャスティもスタイルを変えて現代によみがえったわけですが、長く親しまれた車名を復活させることで、新型車の認知度を上げるという狙いがあるということなのかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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