30周年のオフ会に250台超が集結! いまなお愛されるスバル初代「インプレッサ GC/GF系」の魅力とは
デビューから30年目にスバル初代「インプレッサ」のオフ会が開催され、250台以上のインプレッサ(GC/GF系)が大集合しました。
多種多様なインプレッサが集結! 本物のWRCマシンも来た!
スバルの主力モデルである「インプレッサ」は、初代モデルが1992年10月22日に発表され、同年11月2日から販売されました。
誕生から30年経った2022年10月23日、インプレッサが生まれた群馬県、そしてアニメの聖地としても縁がある榛名山の駐車場において大規模なオフ会が開催され、250台を超える初代インプレッサ(GC/GF系)が集結しました。
初代インプレッサの登場以前、当時スバルはWRC(世界ラリー選手権)を「レガシィ」で戦っていました。しかしボディサイズが少し大きかったため、コンパクトで軽量そしてハイパワー、そんなクルマが必要になり、そしてインプレッサの開発がスタートしたという経緯があります。
スバルのラリーを率いていたイギリスのプロドライブ社の意向も、量産車は大いに影響を受けたことでしょう。加えて当時はグループAという、ベース車両の諸元から大きな変更が許されないクラスで戦っていたため、ベースとなる量産車も性能の高いものが求められました。
このような背景から、コンパクトでハイパワー、かつ取り回しがしやすい初代インプレッサは誕生します。
その後、インプレッサはWRCで活躍しました。改造範囲の狭いグループAで戦った1993年から1996年、改造範囲の広いWRカー規定になった1997年から2000年の間に、コンストラクターズタイトルを3回、ドライバーズタイトルを1回獲ったことにより、その性能の高さを証明したのです。
初代インプレッサは8年という国産車では比較的、長い期間にわたり生産されました。ボディ形状はセダン、ワゴンのほかに、2ドアクーペ、ワイドボディとして設定された「22B」など、ボディだけをとっても多様なバリエーションです。
エンジンも1.5リッター、1.6リッター、1.8リッター、2リッターと豊富に取り揃え、競技を見据えてより戦闘力をアップさせた「WRX」シリーズはじめ、多くのモデルを産んでいきました。このバリエーションの多さも人気の一因かもしれません。
8年という長い期間、販売されていると、発売から30年が経過した今でも、さまざまなボディバリエーションやエンジン形式を含め、多種多様なモデルが走っています。
今回開催された「GC/GF榛名オフ」でも、前期、後期、ワゴン、ワイドと、同じ初代インプレッサながらもカテゴリーごとに駐車スペースが分けられていました。同じクルマに乗る者同士、初めて顔を合わせるユーザーでも自然と会話が弾み、そこかしこで車座になって話している姿が多く見られました。
そしてインプレッサを愛するコレクターの協力もあり、WRCを戦った本物のラリーカーが何台も集結しました。海外のコレクターのなかで流通していた本物を入手し、国内で走れるよう整備されたものです。
参加した多くの人がいつまでもマシンを眺め、移動する際にエンジンを始動すると、誰もがその音に魅了されていました。
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