トヨタHV「新型はまだ!?」 エコカーの象徴「プリウス」がまもなくデビュー25周年! 歴代モデルを振り返る
世代を重ねるたびにさらなる低燃費化の追求が続く
●エコカーブームの追い風を受け大ヒット作に[3代目プリウス]
3代目プリウスは2009年5月に登場しました。ボディサイズは全長4460mm×全幅1745mm×全高1490mmと若干拡大しています。
トライアングルシルエットはさらに進化し、世界トップレベルの空力性能CD値0.25を達成させています。
THS IIは、ハイブリッドユニットの9割以上を新設計し小型軽量化するなどし、システム全体で約2割の軽量化を図ったリダクション機能付きTHS IIに進化。
搭載のガソリンエンジンも、高速走行時の高効率化のために2代目の1.5リッターから新開発の1.8リッターに拡大。モーター出力も強化されたほか、エネルギー効率も向上させるなどし、世界トップのカタログ燃費38.0km/L(10・15モード燃費)を記録しています。
折しもガソリンの高騰化、エコカー減税による優遇、さらに4つのトヨタ販売店チャンネル全店での取り扱いが開始したことなどから、発売翌年の2010年には年間31万5669台の販売記録を出すなど、爆発的なヒット作となりました。
●低重心を強調したアグレッシブなスタイルが話題[4代目プリウス(現行型)]
2015年12月にフルモデルチェンジしたのが、現行型である4代目プリウスです。
クルマのベースとなるプラットフォームを一新し低重心化を図ったことから、トライアングルシルエットも進化。重心を下げたことを強調するアグレッシブなスタイルへ変身を遂げています。
ボディサイズは全長4540mm×全幅1760mm×全高1470mm。ボディ剛性を先代比で6割高め、乗り心地と操縦安定性のみならず、静粛性や安全性の向上を図りました。
THS IIはシステムユニットのさらなる小型化、軽量化、低損失化により燃費と空間効率を高めたほか、燃焼改善などによりエンジンの最大熱効率40%を実現させています。
その結果カタログ燃費は40.8km/L(JC08モード燃費)と、当時のガソリンエンジン車として世界一の低燃費記録を達成しました。
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このように歴代のプリウスは、およそ6年のサイクルで新型に切り替わっていますが、現行型の4代目プリウスについてはデビューしてからまもなく丸7年が経過しようとしています。
一刻も早いフルモデルチェンジが待ち望まれていましたが、トヨタは2022年11月11日、新型プリウスのワールドプレミアを11月16日(水)13時30分より実施することを正式に発表しました。
5代目となる新型プリウスの全容はまだ不明ですが、歴代モデルが遂げてきたような大きな進化を見ることができるのか、そして低燃費記録はどこまで伸びるのか、大いに期待が高まります。
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