警察が突然家にやって来た!? 「あなたのクルマは登録されていません」なぜナンバーと車検証と違う? 国交省に聞いたら理由が解明!
封印をする際、車検証とナンバーを確認する義務がある
動車情報課の担当者によると、これから2台のクルマのナンバーについて「このままナンバープレートを入れ替えて封印をしなおす」「全く違うナンバープレートを発行しなおす」などが検討されているとのことでした。
いずれにしろ、クルマに乗れないのはオーナーが気の毒ですから諸々の件が解決して愛車に再び乗れる日が早くやってくることを願うばかりです。
では今回の珍事件、関わった人々はどのようなルール違反をしていたのでしょうか。
前述の自動車情報課担当者は以下のように話します
「代理人はナンバープレートを封印業者に渡す時点で取り違いがありました。
封印を委託された業者は封印をおこなう際(=ナンバーのついていないクルマにナンバープレートを取り付けて後部ナンバープレートを封印する)、必ず車検証とナンバープレート、車台番号などを確認する義務があります。その義務を怠って封印したことになります」
また、自賠責保険についても聞いてみました。
車両番号が異なっていたことが発覚すると無効になってしまうケースもあるのでしょうか。
「自賠責保険は車台番号が必須となります。
車両番号(ナンバープレートの番号)を併記する場合もありますが、クルマに刻印された車台番号は変わることはない番号です。
自賠責保険にはこちらが関わってきますので問題ありません」
※ ※ ※

ということで、ナンバープレート取り違えの珍事件の経緯がわかりました。
気になるのは自家用車(普通車)の場合に同じ希望番号を付ける際には「さ→す→せ→そ→た→ち」という順番で交付されます。(「し」は欠番)
しかし今回のナンバーはそれほど人気が高まる番号ではないため、順番に交付されるまで時間がかかるかと思いますが、今回の経緯では同じ日に交付されていたことになります。
希望番号として「1」が同じ日に複数枚にわたり交付される可能性が低いことから、今回のケースがどのような形で間違われたのか、注目せずにはいられません。
Writer: 加藤久美子
山口県生まれ。学生時代は某トヨタディーラーで納車引取のバイトに明け暮れ運転技術と洗車技術を磨く。日刊自動車新聞社に入社後は自動車年鑑、輸入車ガイドブックなどの編集に携わる。その後フリーランスへ。公認チャイルドシート指導員として、車と子供の安全に関する啓発活動も行う。




















