ガソリン高騰でもお得にクルマに乗れる!? ガソリンスタンド提携クレジットカードの賢い活用術とは
クルマ以外の出費もあえてガソリンカードで支払うとお得?
実際にガソリンカードを利用しているユーザーに、利用状況やメリットなどを聞いてみました。都内在住のAさん(40代・男性)は、複数のクレジットカードを利用状況によって使い分けているそうです。
「ガソリンカードは、主に給油や保険料などクルマ関連の支払いに活用しています。
もちろん普段の買い物などでも利用できるので、給油回数が少ない月には割引率を考慮してあえて使うこともあります」

またAさんは、ガソリンカードには毎月の上限を設けて自動的にリボ払いにしているのだとか。そのメリットは何なのでしょうか。
「カードを使いすぎても毎月の支払い上限が設定できるので、月々の出費が予想できることからやりくりしやすいというメリットがあります。
ただ、間違ってリボ払いのカードで上限額を超える高額なものを購入してしまうと、何か月も支払いが続くので、余計な金利を払いたくない人にはメリットは感じにくいかもしれません」
まだ実際に利用したことはないとのことですが、Aさんはロードサービスにもオプション加入済み。いざというときの安心感を多少の出費でプラスしているといいます。
ガソリンカードを上手に使いこなしているTさん(40代・女性)は某大手通信会社とのW提携ガソリンカードを所有。
「一定の利用料金をクリアにすれば年会費も無料になるので、なるべく現金は使わずに、普段のお買い物でもガソリンカードで支払うようにしています」
クルマでの出費だけでなく携帯料金と支払いをまとめることで、燃料代の割引だけでなくポイントも貯まるようにしているそうです。
ガソリンカードに限らず悩ましいのが、年会費の安い標準クレジットカードが良いのか、それとも年会費は高めながら付帯サービスが充実したゴールドカードにすべきかということです。
ゴールドカードの場合、旅行保険などは国内もカバーされ、ポイント還元率も高めに設定されています。カード利用が年間数十万円を超える方には、ゴールドカードのメリットも多いようです。
ちなみにガソリンカードは一般カードの年会費が1500円前後に対し、ゴールドカードの場合は1万1000円からとなっています。
無駄な出費は抑えたいところですが、頻繁に燃料を給油する人は、ゴールドカードにしても良いかもしれません。
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石油元売り会社の提携カードだけでなく、自動車メーカーも提携カードを発行していることもあります。
たとえばマツダの「M’Z PLUSカード」では車両のトラブル時に、距離に関係なく最寄りのマツダディーラーまで搬送してくれたり、トヨタの「TS CUBIC CARD」にはJAFのロードサービスを付帯していたりトヨタ系列のレンタカーも割引されるなど、違った面でクルマ関連のサービスを受けられるものもあります。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。














