ガソリン高騰でもお得にクルマに乗れる!? ガソリンスタンド提携クレジットカードの賢い活用術とは
円安や世界的な物価高もあり、クルマの燃料費も高騰しています。そんな状況下、少しでもお得にクルマに乗るために有効な手段といわれるのが、石油元売り会社の提携クレジットカード。一体どのようなメリットがあるのでしょうか。
大手GSの提携クレジットカードでガソリン代が割引に
新型コロナ禍の影響は徐々に解消されつつありますが、今度は数十年前の水準といわれる深刻な円安や、さらに世界的な物価の上昇でさまざまなものの値上げラッシュとなっています。
クルマに関しても新車価格だけでなく中古車価格が上がっているだけでなく、輸入に頼らざるを得ない燃料の価格も高騰。少しでもお得にクルマに乗る方法はあるのでしょうか。
燃料費も高騰する状況では、付帯するサービスがあるクレジットカードを持つことで、少しお得にクルマに乗ることができます。それは石油元売り会社(大手のガソリンスタンドチェーン)の提携クレジットカードです。
「ガソリンカード」などと呼ばれている石油元売り会社の提携クレジットカード(以下、ガソリンカード)ですが、カードによっては年会費が無料のものや、給油以外の買い物などでも利用料金として加算され、燃料の割引率に反映されるものもあります。
ガソリンカードの燃料費の割引については各社さまざま。クレジットカードの割引は大きく分けて「キャッシュバック型」と「ポイント還元型」があり、ガソリンカードに関しては各社「キャッシュバック型」となっていることが多いようです。
これは自社の囲い込み戦略の一環なのですが、系列ガソリンスタンドでの燃料費値引きに特化しており、同じガソリンスタンドで燃料を給油するほどにお得になる仕組みで、会員価格よりもさらに安い、1リッターあたり1円から10円前後も安くなることもあります(利用料金により割引率が変動)。
リッターあたりの割引額は微々たるものでも、年間に換算すればけっこうな割引額になるでしょう。
またガソリンカードが提携しているカード会社によっては、「ポイント還元」サービスが受けられることもあり、燃料費の割引とポイントが貯まることがメリットといえそうです。
そんなガソリンカードですが、ガソリンスタンドチェーンごとに提携カードがあり、年会費の有無、燃料代の割引率やポイント還元率などが異なります。
どのカードを作ればいいのか判断が難しい部分もありますが、もっとも多く利用しているガソリンスタンドの提携カードを作るのが手っ取り早いでしょう。
ガソリンカードは使うほどお得になるサービスなので、一番利用するガソリンスタンド系列のカードなら使う機会も多く、割引やポイント獲得などメリットも大きくなります。
もしくは、普段の買い物で貯めているポイントサービスを展開しているカード会社を選ぶと給油するたびにポイントも貯まり、そのポイントを別の買い物に上手に活用することもできるでしょう。
しかし、燃料費の割引率やポイント還元率よりも注目したいのが、それ以外の付帯サービスです。カードによっては「旅行保険」や「ロードサービス」などが活用できるものがあります。
「旅行保険」では、旅行でのトラブルで補償が生じた場合にカバーしてくれるサービスが付帯しています。購入した商品が移動中に破損してしまった場合や、スキミングなどの詐欺被害や盗難被害などがあった場合も条件が適合すれば損失をカバーしてくれます。
ただしゴールドカードでは海外・国内どちらでも手厚い補償内容になっていますが、標準的なクレジットカードだと海外のみ上限2000万円までといったような制約が設けられていることもあります。
また、この海外での保険には、クレジットカードを所持しているだけで適用できる「自動付帯」と、対象のクレジットカードで旅行代金などを支払うことでさらに手厚い補償となる「利用付帯」があるので、補償内容は事前に確認しておきましょう。
さらに、独自の「ロードサービス」が付帯されるクレジットカードでは、出先での故障やトラブルに対して、各カード会社が独自にレッカーサービスやバッテリー上がり、落輪、パンクやガス欠などに対応してくれます。
年間1000円程度で付帯できるオプションになっているので、必要な人は加入すると良いでしょう。
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