「ここから渋滞◯◯km」! 高速道路の「リアルタイム」な渋滞情報はどうやって調べてる!?

高速道路巡回パトロールカーや料金所職員による報告も反映

 高速道路では、道路巡回車と呼ばれるパトロールカーが、安全のため24時間パトロールをおこなっています。

 トラフィックカウンターだけではなく、こうした現場からの情報も同時に道路交通管制センターへ集約されています。

道路上の計測機器「トラフィックカウンター」以外にも、高速道路巡回のパトロールカー隊員や料金所の職員らによる目視確認などの情報も集約されています[画像はイメージです]
道路上の計測機器「トラフィックカウンター」以外にも、高速道路巡回のパトロールカー隊員や料金所の職員らによる目視確認などの情報も集約されています[画像はイメージです]

 道路巡回車は黄色いパトカーのような外観で、部分的に赤と白のしま模様も施され、遠くからでも識別しやすいようになっています(地域により異なるカラーリングの場合もあります)。

 道路巡回車は交通管理隊などと呼ばれる組織によって、高速道路の巡回の際に用いられます。

 交通管理隊の主な職務は、高速道路の安全を守るために道路の情報を収集したり、走行したクルマの落とし物などの「路上障害物」の撤去をおこなうことですが、高速道路の渋滞や事故、故障車、落下物などを確認すると、道路交通管制センターに知らせるという重要な役割もあります。

 つまり、人の目による正確な現場情報もリアルタイムで寄せられているという訳です。

 人の目という意味では、料金所係員による報告情報も集約しています。

 例えば料金所付近で渋滞を確認した場合に、道路管理センターへ報告する流れとなります。

 報告を受けた道路交通管制センターは、インターチェンジ付近の渋滞情報として人々に知らせています。

 ETCの普及により、近年では料金所係員の数を減らしていますが、金銭のやり取りの業務のほかにも。交通情報の問い合わせの対応や、ETCの監視など、多くの業務をおこなっています。

 インターチェンジ付近は渋滞が発生しやすい場所なので、渋滞情報の報告も料金所係員の重要な業務のひとつに含まれているのです。

 各所からのトラフィックカウンターのデータやパトロールカー、料金所からの報告などとあわせ、様々な情報が道路交通管制センターへ一元化されます。

 このようにして、道路交通管制センターでの道路や施設の状況把握をおこなうと同時に、気候観測装置の情報なども加味しながら、24時間365日絶え間なくリアルタイムな道路交通情報として発信される仕組みができあがっているのです。

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