道路の真ん中に「マンホール設置」なぜ? 雨天時の鉄製に「ヒヤッ」経験も! 対策進む現状とは
マンホールのふたに施されている滑り止め対策とは?
このように、マンホールは生活に欠かせない設備です。とはいえ上を通って滑って転ぶといった事故が頻発すれば、設置した自治体や企業などの責任も問われかねません。
もちろん、マンホールのフタについて危険を避けるためのさまざまな対策がとられています。
滑り止め対策という意味では、昨今見かけることの多くなったデザイン性の高いものを採用するということが挙げられます。
前出の担当者は「自治体の紋章や綺麗な模様の蓋を見かけますが、これは単なるデザインではなく、マンホールのふたの表面に凸凹をつけて滑りにくくする意図もあり、そうした加工を施しています」といいます。
そのほか、滑り止めのためにシートを貼りつけるといった対策がとられる場合もありますが、ふたごと取り替えるという場合に比べて多額の費用がかかるため、コスト面でメリットがある対策といえそうです。
マンホールは歩道上に設置されることも多いため、こうした対策はクルマやバイクのスリップ事故を防ぐというのみならず、歩行者の転倒事故を防ぐためにも役立ちます。
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ときとして事故の原因となってしまうこともあるマンホールですが、人々の生活を支えるものでもあるため道路からなくすことは現実的ではないようです。
そうしたことを意識しつつドライバーとしては 、常に安全運転を心がけたうえでマンホールとも上手に付き合いたいものです。
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