トヨタ「アルファード」&レクサス「LM」に似てる? ド迫力グリルの「中国」ミニバン新型「M8」に登場に賛否! 日本メーカーの脅威になり得る?
中国の自動車メーカーである広州汽車が、トヨタのハイブリッドシステム「THS-II」を搭載し誕生させたラージミニバン、新型「M8」が、2022年8月23日に現地で発表されました。レクサス「LM」のような巨大なグリルが特徴的なミニバンですが、このクルマについて、SNSなどではさまざまな反響が集まっています。
やっぱりレクサス「LM」に似てる? 新型ラージミニバン「M8」
2022年8月23日、広州汽車(以下GAC)は、自社ブランド「トランプチ」の新型ラージミニバン「M8」を中国にて発表しました。
全長5mを超える巨大なミニバンで、レクサス「LM」のように豪華な大型フロントグリルを持つこのクルマですが、SNSなどではさまざまな反響が集まっています。
GACは、中国・広東省広州市に本拠を置く、1954年に設立されたバス修理工場「広州市公衆汽車修理廠」を起源とする自動車メーカー。中国国内で5番目の販売台数規模を誇ります。
そしてM8は、2017年に登場したGACが自社ブランド「トランプチ」で展開するラージミニバン。同ブランド最大の3列・7人乗りミニバンで、発売当初は「GM8」という名前でしたが、2020年9月の上海モーターショーで発表された2021年モデルより「M8」へと改名されています。
今回初のフルモデルチェンジがおこなわれ、「M8」は2代目モデルとなりました。
パワートレインは、2リッター直列4気筒ターボエンジンもしくはハイブリッド、さらにプラグインハイブリッドの3種類から選択が可能です。
ハイブリッドモデルは、広州汽車が開発した4B20J2型2リッター直列4気筒ターボエンジンに最適化された特別仕様のトヨタ第4世代THS-IIを搭載しています。
ボディサイズは、全長5193mm×全幅1893mm×全高1832mm、ホイールベースが3070mmで、外観が似ているトヨタ「アルファード」(全長5m弱)よりもさらに大柄です。
エクステリアは、メッキパーツを多用し全体的に豪華な印象。
中国で販売されるアルファードのレクサス版「LM」を想わせる巨大で豪華なフロントグリルが目をひくほか、リアの巨大なコの字型リアコンビランプが特徴的です。
インテリアも外装同様に豪華な仕様で、ダッシュボードの中心に配置された巨大な液晶モニターやアンビエントライトが先進性を感じさせます。
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新型M8について、SNS等ではさまざまな意見が展開されています。
一番多く見られるのは「アルファードとLMを足して2で割った感じ」「LMの影響を強くうけている」「アルファードの姉妹車なのかと思うほど良く似てる」など、アルファードやLMに似ているという意見です。
また「最近のミニバン、フロントデザインが胃もたれしそう」「オラオラすぎるクルマが多い」など、昨今の巨大なグリルのデザインに嫌気が差している層がいることも見えてきます。
さらに「ギラギラ好きは日本も中国も一緒」など、日本および中国で販売されているミニバンが同じようなデザインが多く、好みが一緒なんだろうと推察する意見もありました。
一方「まぁデザインは好み」「素直にかっこいい」といった、M8のデザインを好む意見も一定数見られます。
また「日本でもアルファードより安いのなら立ち位置がひっくり返って行くかもしれません」など、M8に脅威感を覚える人もいるようです。
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M8についてさまざまな意見が飛び出しましたが、「壊れないならアリ」という耐久性がクリアできれば、受け入れられるという意見も散見されました。
中国のクルマは、現在日本では第一汽車(FAW)の高級車ブランド「紅旗」が正規輸入されているほか、「BYD」がEVの展開を始めており、さらに直近では、中国でもっとも売れている電気自動車である「宏光MINI EV」も日本へ導入されるのではないかと一部新聞などで報じられています。
中国車の日本侵攻が少しずつ始まっている様子ですが、今後M8のようなミニバンも日本に導入されることがあるのか、注目です。
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