「ギラ顔」ミニバンが最強の「キャンプ場映え」カー!? 車中泊勢も憧れるワイルド系「デリカD:5」の実力

都会よりも野山がよく似合う「キャンプ場映え」な三菱のロングセラーミニバン「デリカD:5」。根強い人気を支える理由について探ります。

ワイルドなのは見た目だけにあらず! 「デリカD:5」は中身もタフだった

 いまやファミリーカーの代名詞となった「ミニバン」のなかでも、SUVテイスト全開の三菱「デリカD:5」は、都会よりも野山がよく似合う「キャンプ場映え」な1台として根強い人気を誇ります。
 
 山岳の悪路も難なく走破する性能と「車中泊」もこなす実用性の高さを兼ね備えるミニバンはほかになく、アウトドア派のパパママからも憧れの存在に。そんなデリカD:5の実力を改めてチェックします。

クロカン四駆向けの本格的なオフロードコースも難なく走破する異例のミニバン、三菱「デリカD:5」
クロカン四駆向けの本格的なオフロードコースも難なく走破する異例のミニバン、三菱「デリカD:5」

 デリカD:5の登場は2007年1月。その後2019年2月に内外装のデザインを刷新したほか、ATの多段化やADAS(先進運転支援機能)を搭載するなどの大幅なリニューアルを実施し、現在に至っています。

 デビューから15年以上が経過していますが、2022年度上半期(2022年4月から9月度)は前年比超えの販売台数を記録するなど、いまも根強い人気を誇ります。

 ボディサイズは全長×全幅×全高で、室内空間も十分に確保されます。多人数乗車はもちろんのこと、シートを倒せば車中泊も余裕をもってこなせます。

 しかし3列シートレイアウトのミニバンは、トヨタやホンダ、日産など各メーカーから販売されています。

 こうしたライバルメーカーのモデルとデリカD:5が大きく異なる点は、単にワイルドな見た目が放つ個性だけではありません。

 それは「どんな道でも走ることができる」というオールラウンドな走行性能にあります。

 三菱は古くから、悪路走破性の高い四輪駆動(4WD)車を得意とするメーカーでしたが、そんな「三菱らしさ」をミニバンにも全面に投入したのがデリカD:5の成り立ちといえます。

 現在販売されているデリカD:5は4WDのみの設定で、エンジンは低速から力強く長距離ドライブでの燃費も良好な2.2リッター ディーゼル直噴ターボ1機種のみに絞られています。

 しかも4WDの駆動システムに、4輪の駆動力を自動配分するオートモードのほか、後輪の駆動力を高める4WDロックモードを備えているのは、本格的なSUVモデル以外では極めて珍しいこと。

 これは悪路での接地性向上や、ぬかるみからの脱出に効果を発揮する機能です。

 最低地上高も185mmと高く、前後バンパー下のクリアランスも余裕があるので、高い4WD性能と相まって凹凸も難なく乗り越えられます。

 街中だけの利用なら無駄になってしまうかもしれませんが、いざキャンプ場の非舗装路や厳しい降雪・降雨時の登坂路などでそのタフな性能を一度でも体感すれば、その魅力にハマることでしょう。

 三菱の開発者も「デリカD:5のユーザーは、ほかに代わるクルマがないために、また同じデリカD:5に乗り換えてくれることが多い」といい、長年に渡り支持され続ける理由のひとつとなっているようです。

三菱・デリカD:5 のカタログ情報を見る

【画像】「アウトドアが似合うミニバン」! 悪路でも映える三菱「デリカD:5」を写真で見る(43枚)

「えっ!カッコいい!」 マツダの「スゴいSUV」登場! どこが良いの?

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー