「お金持ち」はベンツ「Gクラス」必ず持ってる!?「高級本格SUV」富裕層に選ばれる理由は? 庶民も中古なら手が出せる?
お金持ちじゃなくても中古車だったら手が届く?
プレミアムカーであるGクラスですが、そんなに人気があるといわれると一度は所有してみたくなります。
我々のような庶民でも中古車ならば手が出せるのか、前出の輸入中古車販売店のオーナーにも話を聞きつつ調べてみました。
「さすがに初代(W460型)は流通もほとんど見かけなくなりましたが、なにせ2代目(W463型)は29年以上も作り続けられているので流通量も豊富です。
1990年代の車両は古さも出てきますが、ちょっとした旧車としては実用性もありますし、十分現役としてお乗りいただけると思います」
ポイントは、2代目の初期型ともいえる3.2リッターV型6気筒搭載を狙うか、1990年代後半から2000年代の5リッターV型8気筒を狙うか、といったところ。
それでも2000年代前半のモデルでも350万円から500万円前後(!)という驚愕の中古車価格を誇ります。
20年経ってもこの価格を維持しているということは、それだけ下取りも想像以上に期待できるはず。国産のミドルクラスSUVが新車で400万円前後の価格が付けられている現在、メチャクチャに高額とはいえない価格帯だといえるでしょう。
ちなみに当時の新車価格は3.2リッターモデルで1000万円前後、5リッターモデルは1200万円超。20年経ってもその価値が半分近く残っていること自体がすごいことです。
「2000年代のモデルには3.2リッターも5リッターも、ショートとロングがあります。さらにこの年式になると10万kmオーバーの走行距離になってしまいますが、メルセデス・ベンツだけに10万km程度ではヤレもあまり感じることはないと思います。
ただし、電装系などでは経年劣化による細かいマイナートラブルの可能性もありますので、そのあたりのメンテ費用も念頭に選ぶのが良いでしょう」(輸入中古車販売店 オーナー)
インテリアに関しても同様に、高級感は国産のプレミアムカーと比較するまでもなく高級感に溢れています。
また、ステータスの証である高級車ですから、乗るよりも所有、結果として内装が痛むほど使い込まれてもおらず、ほとんど傷んでいない中古車が多いのも高ポイント。ただしウッドパネルは本当のウッドを使用しているので、ひび割れなどにも注意が必要です。
「ご注意いただきたいのは、電装品だけでなく外装部品が軒並み高額なことです。バンパーだけでも数十万円してしまいますし、しっかり治すことができるとはいえ、パーツによってはアッセンブリー交換しかできない箇所もあります。
中古車価格は安くなっても、メンテナンス費用は高級車のままですから、維持費はどうしても高くなってしまうのを多少は覚悟しておく必要があるでしょう」(輸入中古車販売店 オーナー)
また、輸入車好きでは有名な話ですが、同じ車両でほぼ同じ年式なら、排気量が少ないほうがマイナートラブルは少ないといわれています。
確かに5リッターの圧倒的なハイパワーは捨て難い魅力ですが、渋滞にはまってもオーバーヒートの心配が少ない3.2リッター搭載モデルなら税金面でも多少お得ですし(すでに重課対象な車両も多いのですが)、5ドアのロングを選べば、現在でも十分な実用性とステータスを味わうことができるのではないでしょうか。
「またこの年式あたりですと、左ハンドル車が多いのも特徴です。実は大きい車両ほど左ハンドルのほうが運転しやすい(左側ギリギリを視認しやすい)メリットもありますので、ぜひ若い人にこそチャレンジしていただきたい1台です」(輸入中古車販売店 オーナー)
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ステータスの象徴として真のプレミアムを体感できるGクラスは、20年近く経っても500万円前後という中古車もプレミアムですが、数年乗っても値落ちの心配もほとんどありません。
頑張れば乗れないこともないといえ、所有することに希望が持てそうです。
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