人気の商用バン「ハイエース」は個人でも買える!? レジャーや「車中泊」に使い倒すなら最上級「スーパーGL」一択だ
絶大な人気を誇るトヨタの商用バン「ハイエース」シリーズ。なかでも個人ユーザーを中心に支持される「スーパーGL」の魅力について紹介します、
個人ユーザーから絶大な支持を集める「ハイエースバン スーパーGL」は何が凄い!?
トヨタの1BOX型商用バン「ハイエース」(ハイエースバン)は、長年に渡り人気を維持し続ける、同ジャンルのベストセラーカーです。
商用車としてあらゆる用途で活躍していますが、いっぽうでアウトドアレジャーや車中泊などを楽しむ一般の個人ユーザーからも絶大な支持を集めています。
そんな個人ユーザーからひときわ注目されるのが、最上級グレード「ハイエースバン スーパーGL」シリーズです。人気の理由を探ります。
現行型の5代目ハイエース(200系)シリーズの登場は2004年8月で、すでにデビューから丸18年が経過した超ロングセラーモデルです。
3つのボディタイプを持つ商用バン仕様のほか、多人数乗車可能な「ワゴン」やマイクロバス仕様の「コミューター」など多彩なラインナップを有しています。
いずれも洗練された基本スタイリングや乗用車を意識した高品質な仕立てなどで、発売当初から好評な売れ行きを示しました。
その後も毎年のように改良やマイナーチェンジを繰り返しながら常にアップデートを実施。性能や仕様を向上させていくことで進化し続け、ユーザーの満足度もさらに高めています。
先代の4代目(100系)ハイエースバンにも設定されていた最上級グレード「スーパーGL」は、現行200系でも継続されました。
通常のバン仕様では荷室の積載性を重視し、折りたたむことを前提とした簡素なリアシートを備えるところ、スーパーGLでは、3人掛けでミニバンのような立派なシートを装備しているのが最大の特徴です。
また運転席まわりも装備が充実し、ミニバンのような乗用車感覚で使うことができる個人ユーザー向けのグレードという位置づけといえるでしょう。
建築現場などに従事する個人事業主が平日は仕事用の業務車両として使用し、休日はファミリーカーとして兼用する例も多いといいます。
またアウトドアレジャーのための道具や、車中泊用のベッドなどを積載する個人ユーザーの愛用者も少なくなく、こうした旺盛な需要の支えから中古車でも高いリセールバリューを誇っています。
そんなハイエースバン スーパーGLを愛用するユーザーの「もっと豪華に」との要望を受け、トヨタでは同グレードをベースにさらに豪華な仕立てとした特別仕様車をたびたび設定しています。
現在設定されているのは、2018年8月に登場した「スーパーGL“DARK PRIME II”((ダークプライムツー、以下ダークプライムII)」です。
ダークプライムIIは、ベース車に対し細部にわたる仕様変更を実施しているのが特徴です。
外観では、フロントグリルやバックドアガーニッシュ部分のメッキ加飾をダークメッキに変更。ヘッドランプ内の加飾をクリアスモーク仕上げにし、質感を向上させています。
内装では、ステアリングホイールやシフトノブ、ドアトリムなどの各部に黒木目マホガニー調加飾を追加。スイッチパネル類のシルバー加飾部もダークシルバーに変更しました。
さらにシート地表皮の上質化、ルーフやピラートリム、セパレーターバーといった内装トリムのブラック化など多岐に渡る高級化を図っています。
ハイエースシリーズは2022年4月に一部改良を実施しましたが、特別仕様車のダークプライムIIはそのまま継続されていることからも、もはや1つのグレードといっても差し支えないほど定番化しているようです。
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ハイエースバン特別仕様車 ダークプライムIIの価格は、2WD・ガソリン・ロングバンの標準ボディで328万600円(価格は消費税込み、以下同)から。
同仕様のスーパーGLは314万5700円で、その価格差は13万4900円となっています。
> 人気の商用バン「ハイエース」は個人でも買える!?
むしろ買えないかもしれない理由が何かあるんですか?
商用は企業じゃ買えないというイメージがあるのでしょうか。商用を乗用として使用している人なんてかなり居ますしね。
タイヤの選択が乗用よりも少ない。乗り心地が硬い。エンジン音が煩い。アクセサリーが簡素などという面もありますけど、慣れてしまえば言われるほどじゃないですし、買ってから工夫している人も多いですから。