トヨタ新型高級SUV「ハリアー」一部改良でなにが変わった? 最大13万円以上の「価格上昇」が最大の変更点!?
トヨタは「ハリアー」を一部改良し、ガソリン車とハイブリッド車について2022年10月4日より、新たに追加されるPHEV車については10月31日にそれぞれ発売します。デビューから2年余りが経過した今回の変更点についてみてみましょう。
デビュー以来好評だった内外装はほとんど変更点なし
2022年10月4日、トヨタは高級SUV「ハリアー」ガソリン車とハイブリッド車の一部改良モデルを発売しました。
また新ラインナップとして、PHEV(プラグインハイブリッド車)の「ハリアー PHEV」も追加設定し、10月31日より発売します。
2020年6月の登場時から外観上ではあまり大きな変化がみられない新型ハリアーですが、一部改良でなにが変わったのでしょうか。
現行型の4代目ハリアーは2020年6月にフルモデルチェンジし、今回が初の一部改良となります。
デビュー以来大変に好調な売れ行きを示し、グレードや仕様によっては常に半年以上の納車待ちを抱えるほどでした。
そんな人気モデルだけに、およそ2年ぶりとなる一部改良でも、外観上の変更点は公表されていません。
唯一、追加された新設定のパワートレイン搭載モデル「ハリアー PHEV」のみ、専用のボディカラーや専用フロントグリル、ブラック塗装の外観加飾、内装に金属メッシュ質感のダークレッドパイピングオーナメントといった専用装備を与え、内外装の差別化を図っています。
ベースとなるガソリン車およびハイブリッド車については、装備や機能のアップデートが主な変更点となります。
具体的には、トヨタの先進運転支援機能「トヨタセーフティセンス」の衝突被害軽減ブレーキ機能に、交差点右折時の対向直進車及び右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加するアップデートを実施。
またコネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを採用し、新レイアウトの12.3インチの大画面ディスプレイを設定。エアコンパネルの変更も含め、使い勝手が向上しています。
ディスプレイオーディオには車載ナビを上級グレードに搭載したほか「車内Wi-Fi」も採用しました。
さらに上級グレードのメーターパネルには、全面液晶の12.3インチTFTカラーメーターとマルチインフォメーションディスプレイを採用し、視認性を高めています。
新型ハリアーの消費税込み価格は、ガソリン車が「S」[2WD]312万8000円から「Z“Leather Package”」[4WD]453万8000円まで。ハイブリッド車が「S」[2WD]371万8000円から「Z“Leather Package”」[E-Four]514万8000円までです。
追加された新型ハリアーPHEVは「Z」[E-Four]1グレードのみの設定で、価格は620万円となります。
なお、2020年登場時の価格と比べてみると、ガソリン車「S」[2WD]299万円から「Z“Leather Package”」[4WD]443万円までで、ハイブリッド「S」[2WD]358万円から「Z“Leather Package”」[E-Four]504万円まで。比較してみると、10万8000円から最大13万8000円も値上げされたことがわかります。
今回の一部改良でもっとも大きな変化点は「販売価格の上昇」といえるかもしれません。
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一部改良のタイミングで、ラインナップの整理もひっそりとおこなわれています。
S、G、Zとあるハリアーの基本グレード構成のなかで、これまで中間のGと上級のZにはそれぞれ本革内装のパッケージ仕様“Leather Package(レザーパッケージ)”が設定されていましたが、今回の一部改良でガソリン車・ハイブリッド車ともに「G“Leather Package”」が廃止となり、Zのみとなりました。
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